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【英検1級のすごさ】準1級との差について

こんにちは。武田塾Englishオンライン統括の上間です。

今回は、超難関である英検1級と一つ下の準1級の差を徹底分析してお伝えいたします。

まず合格率ですが、英検準1級は15%前後、英検1級は10%前後と言われています。そのあまりの難しさに準1級まで取得したにも関わらず、1級は諦めてしまう方も多いです。

英検1級受験者が10人いたら、うち8〜9人は不合格となってしまう点と考えると、その難しさがイメージしやすいかと思います。

実際に準1級と1級の問題を見比べると、難易度が桁違いであることことが分かります。

ということで今回は、英検1級が準1級に比べてどのような点で難易度が上がっているのかについてお伝えいたします。

上間 かなこ

武田塾Englishオンライン統括
上間 かなこ

武田塾Englishオンライン統括
上間 かなこ

◆年間500人以上にカウンセリング&指導を実施 ◆3ヶ月で英検準1級、1級合格、TOEIC300点UPの受講生を多数輩出 ◆高校時代はスイスに留学。国際基督教大学(ICU)卒業後、証券会社の投資銀行部門やPEファンドで英語でのビジネス経験を有する ◆英検1級、TOEIC980

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【リーディング】

大問1(語彙問題)の英単語レベルが格段に上がる

英検準1級合格者でも、1級合格には追加で2,500語程度は語彙を増やす必要が出てきます。

英単語帳は最低でも2冊必要です。

①リスニング、リーディングで使われる単語対策英検1級でる順パス単5訂版

②大問1に特化した対策出る順で最短合格!英検®1級単熟語EX 第2版 あるいは 出る順で最短合格! 英検®1級 語彙問題完全制覇

アプリでの対策では、出た単がおすすめです。

大問2は穴埋め問題、大問3は長文読解ですが、こちらも英文レベルがぐっと上がり、内容がより高度になります。

長文は特に英文解釈の難易度が上がるため、準1級のリーディングが合格点ぎりぎりだったという方は、しっかり解釈の参考書を用いて、一文を正確に訳す力を付けなければなりません。

そもそも1級を受験する時点で解釈力は完成していることが求められるため、1級受験のために英文解釈のレベルを上る必要がある方は、その時点でかなり遅れていると思っていただいた方が良いかと思います。

分量増える

大問2、大問3の英語長文の分量が増えます。

◆大問2◆

1題目:準1級250語→1級350語(100語増)

2題目:準1級250語→1級350語(100語増)

◆大問3◆

1題目:準1級300語→1級500語(200語増!)

2題目:準1級400語→1級500語(100語増)

3題目:準1級500語→1級800語(300語増!)

上記の通り、合計5つの長文で700語増加しています!

選択肢の文章も準1級に比べて長いので、リーディングの時間が足りなくてきついと感じる方が大勢いる理由も納得できるはずです。

ただリーディングの語彙レベルは大問1ほど高くはないので、しっかりと対策できれば必ず点数を稼げるパートとなります。特に大問1が苦手な方は、長文で稼ぐことが合格の鍵となります。

【ライティング】

トピックの抽象度が高く内容が難しい

準1級では120~150単語が推奨されていますが、1級では200-240単語が求められます。

また、準1級はあらかじめピックアップされたポイントから2つ選んで書きますが、1級ではポイントは提示されません。

理由も3つ求められますので、1級の方がネタが浮かびづらく書きにくい設定となっています。

テーマも民主主義、化石燃料、女性の地位、クローン技術や宇宙開発など多岐に渡ります。

普通に生活していたら考えもしないようなテーマについて意見を求められるため、帰国子女でも1級対策をしなければ不合格になる理由も分かるかと思います。

【リスニング】

付け刃的なテクニックは通用しない!精聴と多聴両方必要!

英検準1級までの3つのパートに加えて、Part 4でインタビュー問題が出題されます。

◆Part 1 会話の内容一致選択問題 10問◆

英検1級のリスニングの中では比較的易しめのパートなので、しっかりと点数を稼ぎたいですね。

◆Part 2 文章の内容一致選択問題 10問◆

多くの1級受験者が苦しむのがPart2です。1つのパッセージに対して2問ずつ、合計5つのパッセージが出題されます。問題数としては10問です。

医療、健康、社会、テクノロジー、生物、歴史などテーマが多岐に渡り、どんな分野で出題されても困らないようにしておく必要があります。

Part 3 Real-Life形式の内容一致選択 5問

形式に慣れると難しくないパートです。

Part 4 インタビュー問題 2問

会話形式でスピードも速めなので、慣れが必要です。

これまで多くの1級受験者をサポートしてきましたが、1級のリスニングで合格点を取れるのは、

「教材の英語とリアルな英語の両方を聞き取れる方」という共通点があります。

そのためにはリスニング対策を強化すること、NetflixやPodcast、TED talkなども交えて、ネイティブのナチュラルなスピードにも慣れることが理想です。

【スピーキング】

1分で内容を考えて2分間スピーチ

スピーキングの問題も桁違いに難しくなります。

形式も英検準1級と大きく変わるため、別物として捉えるといいでしょう。

英検準1級は、カードに描かれた4コマ漫画を見て、ストーリー形式で話す問題とQAで構成されています。

英検1級は、始めにカードが5つ渡されます。それぞれのカードにトピックが記載されているので、1分間でその中から1つ選び、内容を考えて2分間でスピーチを行います。

様々な分野のトピックから自分が答えられるものを瞬時に判断して選択、スピーチの内容までを1分間でで考えるのは非常に負荷が高いです。

また、2分間のスピーチの後には面接官がスピーチ内容に基づいて質問をしてくるため、あらかじめ用意した答えではなく、その場で考えて臨機応変に対応する力が必要です。

具体的なトピック例としては、

・Agree or disagree: The olympics have become too commercialized

オリンピックは商業化され過ぎていると思いますか?

・Is tradition always worth preserving? 

伝統は常に保護するべきでしょうか?

・Will artificial intelligence transform the world economy for the better?

・Is it ever acceptable for companies to monitor employees’ social media use?

・Are developed nations doing enough to deal with the worldwide refugee crisis?

のような問題が出題されます。

最後に

今回は英検準1級と1級の違いについて徹底解説しました。

英検1級は非常にレベルが高いため、残念ながら一概にこの対策をやれば合格するというものはないです。単語力、文法力、4技能レベル、得意・不得意はひとりひとり異なるため、必要な対策も変わってきます。

「武田塾English」は、TOEICスコアアップ平均300点(3ヶ月)、英検1級、準1級合格、IELTS7.5、UCバークレー校への合格など、圧倒的な実績を出してきました。

社会人向けコーチングスクールですが、学生さんも多く受講いただいております。

一人一人に合わせた参考書選定、スケジュール決め、学習指導もマンツーマンで行っているので、ご興味がある方はぜひお気軽に無料カウンセリングにお申し込みください。

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