こんにちは。武田塾Englishの上間です。
本日はTOEIC Part3の特徴とその対策法についてご紹介したいと思います。
Part3は全部で13の音声が用意されており、それぞれ3つの設問があるので、合計39問を解きます。音声の長さは大体30秒から40秒程度。
①. 2人の会話
②. 3人の会話
③. 図表付き会話問題
全13音声中、①が約9〜10音声、②が約1〜2音声、③約2〜3音声で構成されています。
①. 2人の会話
2人の会話は必ず交互に発言され、答えは設問の順番通りに会話に登場する可能性が高いです。
ただし、‘’Where is this conversation taking place?” の様に会話全体に関する設問もあり、ヒントは会話中に散らばっている可能性もあるので、その答えを会話が全て終わるまで待つことの無い様に気を付けましょう。
②. 3人の会話
3人の会話は、同性が3人ということはなく、2人は必ず同性で、区別するために名前が登場します。
また、残りの1人は“the man”や“the woman“と言った風に表現されます。
例:What information does the man ask for?
3人の会話問題は、この“the man”や、“the woman“という単語と、人物の名前が設問に載っていることにより、事前に予測することが可能です。
※Ourという単語が聞こえたら、答えに関連する話をしている可能性が高いので、注意深く音声を聴くようにしましょう。
③. 図表付き会話問題
図表つき会話問題は、Part3の最後の3セット(あるいは2セット)に出現し、
登場人物は必ず2人で、3人+ 図表の組み合わせは存在しません。
図表の中にある選択肢ではない情報がヒントになる可能性が高いので、選択肢に書かれている情報以外の部分をしっかりと聞きましょう。
(例)
<選択肢 >
A. $50
B. $60
C. $70
D. $80
この問題だと、選択肢の値段ではなく、図表の部屋タイプに意識を傾けて音声を聴きましょう。
①導入: 会話の出だし。相手への声かけ
②問題: 問題の発生
③要求: あるいは相手に対する要求
④提案: 問題に対する提案
⑤意思決定: 提案に対する意思決定
以上のうち、3つから4つの要素を使って基本的に構成されます。
※3人の人物による会話は除く(構成が複雑な為)
下記は定番の構成5パターンとその比率です。
a. 導入→要求→提案 : 20.2%
b. 導入→要求→提案→意思決定 : 15.4%
c. 導入→問題→提案 : 10.6%
d. 導入→問題→提案→意思決定 : 10.6%
e. 導入→要求→意思決定 : 3.8%
①. 概要把握問題
何について話しているか(話題)、男性/女性は誰か(人物)、どこで話されているか(場所)、などについて問われる問題である。
例:Who most likely is the man?
各問題の1問目に来ることが多く、ヒントは話の冒頭ですぐに出てくることが多いが、
話の全体像から推測して判断しなければいけないこともあるので、要注意。
②. 詳細把握問題
出来事や事実など、話の細部について問われる問題である。
Part3でもっとも出題頻度が高く、設問と本文の順番が概ね一致するので、事前に出現箇所の予測を立てて音声を聞きましょう。
例:What does the man ask about?
③. 次回アクション問題
話が終わった後、人物(男性/女性)が何をするかについて問われるものである。
ほとんどの場合、各問題の3問目に出題され、話の終盤にヒントがあることが多い。
音声中、2問目のヒントを聞いたら次回アクションのヒントを待ち構える様にしましょう。
例:What does the man ask the woman to do?
④. 話し手の意図問題
特定のセリフの詳細な意味について問われる問題である。
セリフの前後関係を正しく理解しないと解けず、選択肢はポジティブな内容とネガティブな内容で分かれていることが多いので、迷ったら口調から雰囲気で判断することも重要。
例:What does the man imply when he says, “…”
①. 設問と選択肢の先読みをする
最初の1セットに関しては、Part3の冒頭で流れるDirections(Part3に関する説明)が流れている時間を使って、1〜3の設問と選択肢を読みます。
(※先読みした内容を忘れてしまう人は、とりあえず設問だけを先読みする。)
この時に重要なのは、選択肢から情景を思い浮かべること。
なので、Part3によくあるシチュエーションを知っておくことで、場面が想像し易くなり、会話を全て聞き取る事が出来なくても、話の流れや雰囲気だけで正解することも可能です。
②. 解答は音声を聴きながら行う。
選択肢の音声が流れている間は、次の音声の問題と選択肢を読む時間に充てましょう。
最後の設問が読み上げられるまでに回答できなかったら、諦めて次の設問の先読みにいくことが重要です。
①. ロールプレイングによる音読
感情を込めて、登場人物に成りきり音読を行うことで、そのシーンや、頻出されるワードが頭に定着し易くなる為。各音声を最低3回は音読することがおすすめ。
②. シャドーイング
英語が聞き取れない一番の理由は、英語の音を正しく言えていないためであり、正しく発音できる英単語は100%聞き取ることが可能です。
そのためPart1、2の短文をきちんと聞き取れる力がついているか・スラスラと口から発音することができるかをシャドーイングでチェックし、最終的にはPart3,4の会話文・長文でも同じ事ができるようにしましょう。
シャドーイングはリスニング力の向上のために必須であり、問題文を見た瞬間に何を問われているのかが理解でき、選択肢の英文も一度目を通せば頭に入ってくるぐらいのレベルになるまでシャドーイングで練習しましょう。
<下記の勉強法もおすすめ>
①. 速音読 : 1.5倍から2倍のスピードで音読を行い、必ずスクリプトの内容を理解した状態で行うこと。
目標の時間を設定し、読む時間を計って記録しながら、その目標の時間を安定的に得られるまで同じスクリプトを使って練習しましょう。
②. 英語の動画や映画などを字幕なしで観る
英語の会話に慣れる為に、1日に15分や20分程度でも良いので、動画や映画などを字幕なしで観る時間を設けましょう。
この時、医学用語などの専門用語が多過ぎて内容がほとんど分からないようなものは避ける。
また、分からない単語や表現があっても、推測することが重要で、
何度か聞いて、分からない部分は調べたり、字幕で確認する。
繰り返し何度も聞いて、ほぼ問題なく理解ができるようになったら、目を閉じて映像なしで聞いてみることもおすすめです。
①. 設問パターンを暗記する
設問はパターンが決まっており、読むのに時間を掛けるのは勿体ないので、
事前にそのパターンを把握し、全ての意味が理解できるようにする。
②. 言い換えを見抜く
Part3では言い換えが答えに繋がることも多いので、本文を聴くときは、
言い換えがされていないか意識する。
言い換えを見抜くのが苦手な人は、まず単語をたくさん覚えましょう。
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以上、本日はTOEIC Part3の対策法を徹底解説しました。
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