【難関英語資格】英検1級の勉強方法を一次試験、二次試験ごとに詳しく解説します！

英語資格の中で難易度が高い資格の1つに挙げられるのが「英検1級」です。英検1級を取得すれば、英語力のアピールで困ることはなくなるでしょう。ただ最難関の英語資格である分、試験の難易度も非常に高いです。

そこで本記事では、英検1級に合格するための勉強法について詳しく解説していきます。英検1級に合格したい方、英検1級の勉強法について知りたい方は、ぜひ最後までご覧になってください。

英検1級の試験内容

英検1級の試験内容は、下記の通り設定されています。

一次試験

技能種別	問題形式・内容	内容の詳細	解答形式	問題数
リーディング	語句の空欄補充（短文）	短文の流れに合う語句を選ぶ	選択式（4肢選択）	25
リーディング	語句の空欄補充（長文）	長文の流れに合う語句を選ぶ	選択式（4肢選択）	6
リーディング	語句の空欄補充（長文）	長文の内容に関する質問に答える	選択式（4肢選択）	10
ライティング	英作文	指定されたトピックに関する英作文を書く	記述式	1
リスニング	会話の内容一致選択	会話の内容に関する質問に答える	選択式（4肢選択）	10
リスニング	文の内容一致選択	文の内容に関する質問に答える	選択式（4肢選択）	10
リスニング	Real-Life形式の内容一致選択	Real-Life形式の包装内容に関する質問に答える	選択式（4肢選択）	5

※リスニング問題の放送回数は1回になります。

英検1級の問題で扱われる題材は多種多様です。下記は、扱われる題材の一例になります。

場面・状況：家庭、学校、職場、店舗・施設、電話、アナウンス、講義など

話題：社会生活、文化、芸術、歴史、教育、科学、自然・環境、ビジネス、テクノロジー、医療、政治など

英文自体の難易度もさることながら内容も知的な題材が多いという点が英検1級の特徴です。

英語力の強化と同時に、幅広い分野の一般教養についても知識を増やす必要があると考えてください。

二次試験

技能種別	問題形式・内容	内容の詳細	解答形式	問題数
スピーキング	自由会話	面接委員と日常会話を実施する	個人面接（面接委員2人）	1
スピーキング	スピーチ	提示された5つのトピックの中から選択してスピーチを行う	個人面接（面接委員2人）	1
スピーキング	Q&A	長文の内容に関する質問に答える	個人面接（面接委員2人）	1

二次試験のスピーキングでは、自由会話・スピーチ・Q&A形式で出題されます。どの形式もネイティブレベルのスピード・発音が求められる形です。

英検1級の試験レベルは「大学上級程度」とされています。大学といっても偏差値により差がありますが、大学上級レベルというと「英語を問題なく読み書きできて、会話でも使用できる」と考えてよいでしょう。

試験で登場する題材も科学やビジネス、芸術、政治など専門的な内容が占めます。単に英語を使えるのみでなく、「英語を使って自分の意見・考えを伝える」ことも必要となると考えてください。

英検1級の一次試験の勉強法

英検1級に合格するためには、各セクションに合わせて学習を進める必要があります。漠然と英文法や単語を学習するのは効率的ではありません。

英検1級のセクションごとに、どのように学習を進めていけばよいか詳しく解説していきます。

リーディングの勉強法

リーディングの問題では、語句の空欄補充と長文読解の問題が出題されます。

空欄補充、長文読解の問題でまず必要になるのが「単語・熟語の知識」です。英検1級レベルとなると、求められる単語力・熟語力も非常に高くなります。特に英検1級では使用頻度が低い単語も多く出題されるため、傾向を把握した上で単語・熟語の知識を増やしていくことが必要です。

具体的な勉強方法としては、英検1級に特化した単語帳を使って語彙を増やしていきましょう。おすすめの英単語帳としては、『英検1級 でる順パス単』が挙げられます。

『英検1級 でる順パス単』では、英検1級の問題で出題頻度の多い英単語が掲載されています。英検1級レベルの単語を効率よく学習できる点、『英検1級 でる順パス単』の強みです。

単語は1周目から完璧に覚えようとする必要はありません。覚えようと意識するよりも、単語帳を何周もして単語帳の内容が自然に頭の中に入るようにした方が長期記憶に落としやすいです。

長文読解に関しては、歴史や文化、ビジネス、政治、時事問題など多岐に渡る分野の論説文が出題されます。各分野の基本的な知識がないと内容を正確に読み取れないことも多いので、多岐に渡るテーマを英語で読む習慣をつけるようにしましょう。

たとえば海外のニュースサイトの英文を読んだり、海外のビジネス・サイエンス関連の雑誌を読んでおくと、英語学習と一般教養・時事の知識を同時に吸収することが可能です。

また、英検1級の過去問も繰り返し解くようにしましょう。過去問を解くことで、実際の難易度や出題形式を把握できます。過去問を解くタイミングとしては、英検1級レベルの単語帳を仕上げた後がおすすめです。

ある程度、語彙力が仕上がっていないと、読解問題を解いても内容がほとんど理解できない可能性が高いです。単語・熟語学習、英語ニュース・雑誌の読解練習を積んだ上で、過去問演習に取り掛かるようにしてください。

ライティングの勉強法

英検1級のライティングは、指定されたトピックについてエッセイを執筆する必要があります。トピックは社会性の高い内容が多く、事前に自分の考え・意見をまとめて執筆する訓練を積まねばなりません。英検1級用のライティング教本を活用して、エッセイを執筆する練習をしましょう。

おすすめのライティング教本としては『英検1級 英作文問題〔改訂版〕』がおすすめになります。こちらの教本では、英検1級で出題されるトピック傾向に合わせた英作文問題が掲載されています。このため英検1級の問題傾向に合わせてライティング練習を行うことが可能です。

また、日頃からニュースを見たり新聞を読んで、社会問題などに対する自分の意見をまとめておくことも重要です。

社会問題に対して自分の考えを事前にまとめておけば、実際の試験でもスムーズに執筆内容をまとめられるでしょう。社会問題に対する自分の考えを実際に英語でまとめておくのもおすすめです。専門的な用語・表現を調べる習慣も付けられるので、語彙力の向上にも繋げられます。

リスニングの勉強法

英検1級のリスニング問題は音声のスピードが非常に速いです。英検1級の音声スピードに慣れておかないと、内容を正確に聞き取るのは難しいでしょう。また英検1級のリスニングでは、放送される英文の量も非常に多いです。音声は一度しか放送されないため、膨大な量の英文を正確に聞き取って、かつ内容を素早くメモしていく必要もあります。

まずは音声のスピードに慣れるために、毎日ネイティブスピーカーの音声を聞くようにしましょう。BBCやCNNなど、海外ニュースの英語音声を活用するのがおすすめです。海外メディアのスピーディーな英語を聞き取れるようになれば、英検1級のリスニングスピードにもある程度慣れてくれるでしょう。

ネイティブレベルの英語スピードに慣れてきたら、英検1級のリスニング教材を使って練習に取り組んでいきます。リスニングと同時にメモを取る練習も積んで、得点力を高めていきましょう。

音声の内容を把握しきれなかった場合は、一度音声のスクリプトを見て内容を確認した後、再度音声を聞いてみてください。内容を正確に把握できるまで音声を聞いて、理解力を高めていくことでリスニング力を飛躍的に向上できます。スクリプトと音声を使ってシャドーイング・オーバーラッピングを行うのもリスニング力を鍛えるのに有効です。

英検1級の二次試験の勉強法

通過率で言えば一次試験の方が低いため、二次試験までこれば安心…なんて思ってる場合ではありません。

英検1級の面接ではどの形式もネイティブレベルのスピード・発音が求められます。対策を怠っては、足元を掬われることになるでしょう。

スピーキングの勉強法

二次試験を突破するためには「スピーチ対策」が鍵になります。英検1級のスピーチは、スピーチ発表前の準備時間が1分のみです。この1分間でスピーチする内容を整理する必要があります。その場でスピーチ内容をすべて考えるのは難しいですので、あらかじめ引き出しとなる知識を増やしておきましょう。

おすすめの勉強法としては、英検1級対策用の教材に掲載されている模範解答を覚え込むことが挙げられます。英検1級に特化した参考書では、二次試験で頻出のテーマに沿ってスピーチの設問が組まれています。頻出テーマについてあらかじめ模範解答を覚え込んでおけば、類似テーマが実際の試験で出題された際にも対応しやすいです。

また、1冊の参考書を使い込むというよりも、様々な参考書の模範解答を覚え込んだ方が知識の幅を広げやすくなります。

英検の二次試験対策については、下記の動画でも詳しく解説しています。こちらも参考にしてみてください。

英検1級の合格には武田塾Englishがおすすめ！

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まとめ

英検1級は英語資格の中でも難易度の高い資格の1つです。合格するためには、英検1級の出題傾向に沿った勉強法で学習量を積んでいく必要があります。

特に英単語・熟語に関しては、日常会話で使用されないものも多く出題されるので、英検1級に合わせた学習が必須です。本記事で紹介した英検1級の教材を参考にして頂き、効率よく英検1級対策を進めていきましょう。

独学で英検1級対策を行うのが不安な場合は、記事の最後に紹介した「武田塾English」の利用もおすすめです。武田塾Englishでは専属の学習コンサルタントが英検1級取得に向けてサポートしてくれます。学習進捗の管理や教材選定まで行ってくれるので、万全の状態で英検1級対策を進めることが可能です。これを機に、ぜひ武田塾Englishの利用も検討してみてください。

最後に…

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