皆さん、こんにちは。
武田塾Englishの上間です。
・今日は、IELTSとTOEFLどちらを受けた方がよいの?
・ IELTSの方が、TOEFLより簡単と聞いたけど、本当なの?
という質問にご回答させていただきます。
この質問は、主に海外大学院や大学への出願を検討している方向けです。
結論としては、
「IELTSのほうが、出願の足きり基準を満たしやすいことがある」ということで、
決してIELTSだから簡単ということではありません。
大前提として、両者の試験は使われている地域に違いがあるということになります。
英国・豪州の大学ではIETLSの方が、米国はTOEFLの方が多いです。
しかし、どの国の大学院でもIELTSでもTOEFLでも出願可というところも多くあります。
米国の大学院でも、IELTSで出願可能な大学は多くあります。
今回は試しに米国MBAの上位校の出願条件をまとめましたので、ご覧ください。
大学名 | TOEFL | IELTS | PTE |
スタンフォード大学MBA | 100 | 7.0 | 68 |
ペンシルバニア大学MBA | 〇 | × | 〇 |
シカゴ大学MBA | 104 | 7.0 | 70 |
ノースウェスタン大学MBA | 〇 | 〇 | × |
ハーバード大学MBA | 109 | 7.5 | 75 |
マサチューセッツ工科大学MBA | 90 | 〇 | × |
コロンビア大学MBA | NA | NA | NA |
カリフォルニア大学バークレー校MBA | 90 | 7.0 | NA |
イェール大学MBA | 100 | 7.0 | 70 |
ダートマス大学MBA | NA | NA | NA |
(学校名が各校のadmissionのページへのリンクになっていますので、ご覧ください。)
このように、米国の誰もが名前を聞いたことがある名門大学でもIETLSで出願要件を満たすことが確認できたでしょう。
TOEFLとIELTSはそもそも出題形式が違い、一概に難易度を比較するのは適切ではありません。
では、なぜ「IELTSのほうがTOEFLよりカンタン」という人が存在するのでしょうか?
それは点数の刻みと、大学院や大学の足きり点の設定にあります。
TOEFLは1点刻みの一方で、IELTSは0.5点刻みです。
上記の大学院別の要求スコアをみると、TOEFL100/IETLS7.0が多くの学校で採用されていることがわかります。
実施している団体ETSによると、TOEFL94-101点がIELTS7.0に相当するとされています。
引用:https://www.ets.org/toefl/score-users/scores-admissions/compare/
IELTS7.0で出願できる名門大学院は多くありますが、TOEFLで99点以下だとかなり限られてしまうのが現実です。
したがって、TOEFLで90点台後半で停滞してしまっているというような人は、IETLSに切り替えてみると世界が変わったり、TOEFL100点はなかなか難しそうという人は、最初からIETLSに絞って勉強してみてはいかがでしょうか。
最後にIELTSの出題形式をまとめます。
大きな特徴としては、
・ReadingがTOEFLよりは学術的ではなく、一般的なものに近い
・Listeningで問題の先読みができる(TOEFLはできない)
・WritingでTOEFLのようにリーディングとリスニングをこなしながら情報を整理して書くといった問題がない
の3つ特徴です。
・Reading スコア1.0-9.0
60分、40問、3パッセージ
・Listeningスコア1.0-9.0
60分、40問、4パート
・Speakingスコア1.0-9.0
10-15分、3パート
・Writingスコア1.0-9.0
60分、2問
以上がIELTSのまとめになります。
武田塾Englishでは、IELTSを一般の参考書で解説するルートを公開しておりますので、学習者の方はぜひ参考にしてみてください。
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