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武田塾English本部

【外交官の英語レベル】必要な英語の資格や仕事内容、試験内容も徹底解説

こんにちは!
武田塾English代表の井関です。

今回から、新企画『英語を使うお仕事シリーズ』をお届けします。

記念すべき第一回目は、外交官

外務省専門職員(通称、外交官)の職務内容から採用試験に至るまで、志すなら知っておきたい基本情報を詳しく解説していきます。

外交官の役割は、得意な言語を駆使して日本の外交活動の最前線で、その国の政治や経済だけでなく、文化や芸術に触れつつ、人々と交流し良い関係を築いていくことです。

今回は、そんな外交官の知られざる仕事内容や、実際に必要となる英語力、採用試験対策について解説していきます!

【この記事を読むと…】
・外交官の仕事内容が分かる!
・外交官になるために必要な英語力が分かる!
・外交官の採用試験(特に英語試験)に関する具体的な対策が分かる!

井関 真大/武田塾English CEO

TOEIC満点・英検1級・2021年英検協会奨励賞第2位
井関 真大/武田塾English CEO

TOEIC満点・英検1級・2021年英検協会奨励賞第2位
井関 真大/武田塾English CEO

累計400万回再生突破のYouTubeチャンネル「武田塾English」にて社会人向けに英語学習に関する有料級の情報を配信中!Be動詞も理解できずに英語学習に悩んでいたところから数年で英検1級・TOEIC900点以上を取得。最も効率的な英語学習方法を日本に広めるため株式会社武田塾Englishを設立。

井関 真大(いせき まさひろ)1993年生まれ、東京都立川市出身。立川市立立川第五中学校から都立翔陽高等学校へ進学。高校3年の4月に武田塾御茶ノ水本校に入塾し、偏差値31.6から明治大学商学部に逆転合格。明治大学在学中、2年で英検1級を取得。その後、英国イースト・アングリア大学へ正規留学。卒業後は一般企業(株式会社ベイカレント・コンサルティング、他)で英語を使った実務を経験。25歳で独立。
現在は大学受験予備校、武田塾の西東京エリア(田無校、ひばりヶ丘校、東久留米校)を統括する傍ら、武田塾のカリキュラム作成に参画、YouTubeの「武田塾チャンネル」にも出演中。統括校舎からは難関国公立・早慶上智・GMARCHなどへの合格実績を数多く出している。

【著書】
『Be動詞もわからなかった私が数年でTOEIC満点をとった英語独学法』(幻冬舎)、『大学入試 逆転英単語2000 (武田塾逆転合格一冊逆転プロジェクト) 』(アルク)

【取得資格】
・英検1級
・TOEIC L&Rテスト990点
・TOEIC Writingテスト満点
・ケンブリッジ英検(CPE)

井関 真大/武田塾English CEOのプロフィールページ

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外交官の仕事とは

現在、外務省は、東京の霞ヶ関に本省を置き、世界153カ国に230の在外公館(大使館・領事館・政府代表部)と23の領事事務所を展開しています。〔2023年1月時点〕

外交官は、入省後、1年間は本省での勤務を経て、在外研修や在外公館での勤務を経験します。

その後、本省と在外公館を5〜6年ごとに交互に行き来することで、両方の拠点で活動を行います。

また、外交に関連する概念として、「バイ:バイラテラル」(二国間)「マルチ:マルチラテラル」(多国間)があります。

例えば、国連は、マルチラテラル外交、日米同盟のような二国間の間での活動はバイラテラル外交を指します。

外交官は、在外公館でのバイラテラル外交に従事することが一般的ですが、マルチラテラル外交にも関わることがあります!

さて、ここからは、外交官の具体的な仕事について紹介します。

外交官の業務は、『在外公館での仕事』と『外務本省での仕事』に区分できます。

それでは、一つひとつ見ていきましょう!

在外公館での仕事

在外公館での仕事は、現地情報収集や政治・経済情勢分析、国際交渉の支援などが含まれます。また、現地の日本人や国際問題に関する情報提供、危機管理、ビザ発給なども重要な役割です。

たとえば、次のような業務があります。

・国際交流:現地のスタッフや関係者とコミュニケーションをとり、その国の情報分析や日本の文化・芸術の広報・文化交流活動を行うなど、さまざまな活動が行われています。

・国際会議:日本からの参加者のサポートだけでなく、会議の開催地で働く外務省専門職員が出席して発言したり、会議内容を解析することもあります。

・在外邦人の保護:海外で事故や事件が発生した場合、邦人保護やトラブル解決のための交渉など、現地での警察のような役割も果たします。緊急事態への対応力と幅広い知識と経験が必要です。

外務本省での仕事

外務本省での仕事は、外交政策の企画立案や国際交渉の指導、法令整備などが行われます。外交官は政府の対外窓口として、国際社会とのコミュニケーションを担当します。

たとえば、次のような業務があります。

・通訳担当官:非常に高い語学の才能が認められると、通訳担当官として採用され、外務省本省で重要な会議や首脳会談、記者会見などで通訳業務を行う役割を担当します。

そのため、対象言語の国の文化や社会情勢、特有の表現方法など、多岐にわたる分野に深い知識が求められます。

・マルチ外交業務:外務省本省の経済局や国際協力局などに配属されると、国を超えた広い視野でさまざまな企画やプロジェクトの立案が行われています。

例えば、発展途上国へのODAプロジェクトの管理など、様々な領域や地域に関与することがあります。

外交官に必要な英語レベル・スキル

外交官の英語力について言えば、高いスキルが求められます。

外交官は、政治家である外務大臣を支援し、官僚として実務を担当します。具体的な英語レベルとしては、外務省専門職員採用試験の英語試験が参考になります。

この試験では、和文英訳や英文和訳、英会話が出題されます。

ただし、英語力だけでなく、採用後の研修でスキルを向上させるケースもあることに留意しておきましょう!

外交官には、他にもコミュニケーションや交渉、報告書の作成など幅広い業務を能率よく正確にこなすスキルが求められます。専門用語や国際的な問題に関する知識も必要です。

そして、それらを母国語以外の言語で行わなければなりません。

外交官に英語の資格は必要?

外交官としての英語資格は重要ですが、実は必須ではありません。

ただし、実際は、キャリア外交官を目指す場合、入省時には非常に高い英語力が要求されます!

英語は外交業務において不可欠なツールであり、そのスキルがなければ業務を遂行することは難しいと言えます。

また、外務省専門職員としては、高度な英語力に加え、もうひと言語に関する専門性が求められます。

なぜなら、特定の地域を担当し、在外公館で領事業務や国際交流業務を担当する必要があるからです!

一般職として入省した場合でも、事務業務の大半は、国際関係に関わる内容となり、英語の読み書きスキルは重要となります。

ちなみに、外交官には帰国子女や海外留学経験者も多く存在します。たとえば、英語圏の大学卒業者は、その経験が英語力の証明になります!

しかし、そういった経験がない場合、やはりTOEFLや国連英検が役立つ英語資格と言えます。

両試験とも幅広い分野から問題が出題されるため、外交官として多岐にわたる課題に対処するための適切な英語力の指標となります。

ここからは、外交官を目指す場合に持っておくと有利になる英語資格を紹介します。


ここにある資格・・・実は私はすべて受験したことがあります!
いち受験者として、感じたことなども含めて、一つひとつ紹介しますね。

【外交官を目指すときに、有利になる英語資格4選】
・TOEIC
・TOEFL
・英検
・国連英検

TOEIC

TOEICスコアを取得していると、ビジネス英語能力をアピールすることができます。

国内で国家試験対策を行っているアガルートアカデミーによると、外交官を目指すなら、最低でも800点以上のスコアを取得しておくことが望ましいと言われています。


TOEICは、ビジネス英語を測る英語資格として、国内でも人気で知名度が高いです。
そのため、対策本や参考書も数多く出ていますね!

一方で、問題数が多く、ある程度のスピード感をもって英語をさばくことが必要とされるTOEIC試験を苦手と感じる日本人は多いです。

YouTubeでも、TOEICについては、さまざまな動画を通して解説していますから、ぜひ、自分自身の今の課題を分析しつつ、適切な対策を進めてもらえればと思います。

【TOEIC初学者向け】TOEIC対策はまずこれだけやってください!オススメ参考書もまとめて紹介!vol.435

TOEFL

TOEFLスコアを取得していると、海外留学経験者相当の英語力を保持していることをアピールできます。

TOEFL自体は、IELTSと同様に海外留学の際に必要となる英語資格です。

つまり、TOEFLは、海外留学時の英語授業に追いつける能力があるかどうかを測るテストなんです!

一般的に、TOEFLではiBT100やPBT600のスコアが英語ネイティブに近いレベルと言われていますが、アガルートアカデミーによると、外交官を目指すなら、目安として最低でも90点以上のスコア必要と言われています。


TOEFLは、海外勤務者や留学経験者であれば取得している英語資格です。
アメリカ留学であれば、TOEFL。イギリス留学であれば、IELTSとも言われています。

大学の講義や研究で取り扱うテーマやシチュエーションが想定された構成になった試験であるため、難易度は高めです!

英語を英語として理解したうえで、文章や会話の要点を整理するような課題も出るため、対策に時間を要するテストといえますから、余裕をもって準備に取り組みましょう。

【ルート公開】超難関!TOEFL 100点越えを実現するルート!【武田塾English】vol.183

英検

日本国産の英語資格である、英語技能検定(通称、英検)は、一般的には受験を控えた学生が活用するイメージのある資格です。

しかし、取得しておけば、外交官の採用試験においても、一定の評価を受けることができます。

アガルートアカデミーによると、英検資格を活用するなら、目安として準1級以上からが望ましいと言われています。


英検は、他の英語資格と異なり、取得後に更新やスコアの期限切れというものがありません。

ですから、個人的にはがんばって取得すればそれだけ、長く能力を保証される…そんなコスパの良い資格だと思います!

準1級までは、受験英語の延長線上で、単語暗記や文法理解、リスニング能力を向上させていき、なんとか突破できるかと思います。

しかし、1級になると、語彙問題やライティングなどグーッと要求される知識レベルや表現力が上がります。

しかも、英検は、他の英語資格と異なり、一度に4技能の対策が必要になるのも大変なポイントです。

英検を取得するなら、ある程度まとまった時間が確保できる学生時代がおすすめです!社会人の方は、安定的に時間を確保できる時間帯を決めて計画的に学習を進めましょう。

【英検】英検1級に確実に合格できるロードマップ【武田塾English】vol.308

国連英検

国連英検(国際連合公用語英語検定試験)とは、日本国際連合協会が主催する国際機関での仕事を志す場合に必要となる英語資格です。

国連職員を志す方が、取得を目指す試験ですが、この資格の後援団体として実は外務省も関わっています。

ということは、やはり外交官を志す以上は、取得しておいた方が何かと有利に働く資格と言えます!

国連英検は、国際協力業務で必要な英語能力を評価します。

また、キャリア外交官を目指す上では、国連英検の特A級の取得が望ましいです!

そして、最低でもB級以上がエントリー時に利用できる水準だと言われています。


国連英検の特A級…かなり難易度が高いです(泣)
私も受験しましたが、勉強にかなり苦戦しました。

国連英検と、他の英語資格との違いは、国連英検が、国連職員、国際企業人、国際公務員、外交官などを志す人たちのために作られた専門性の高い試験だというところです。

もはや、英語力があることは当たり前で、それよりも、国際人として職務を全うする中で必要な知識や教養を確認することがメインと言っても過言ではない試験内容でした!

そして、参考書も対策本もかなり少なく、英語試験としては、準備の段階からかなりの能力を要求される資格です。

TOEIC、TOEFL、英検、・・・色々と受けて来て、一通り取得し終わったという所で、ようやく手を出せるレベル感かなと思います!

激ムズ⁉︎国連英検とは!【武田塾English】vol.320

外交官の採用試験

ここからは、外交官採用試験の概要を紹介します!

・受験資格
・試験日程・スケジュール・試験地
・一次試験の概要
・二次試験のの概要

受験資格

外交官採用試験を受験するためには、大きく次の2つのポイントを満たしている必要があります!

・日本国籍を保持していること
・年齢制限を満たしていること(受験年4月1日の時点で年齢が21歳以上30歳未満)

ちなみに、こちらが、現在発表されている令和5年度の受験資格です。

(1)2023年4月1日における年齢が21歳以上30歳未満(1993年4月2日から2002年4月1日までに出生)の者。学歴は問いません。

(2)2023年4月1日における年齢が21歳未満の者(2002年4月2日以降に出生の者)で、次に掲げる者。

ア 大学を卒業した者若しくは2024年3月までに大学を卒業する見込みの者、又は人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者。

イ 短期大学若しくは高等専門学校を卒業した者、2024年3月までに短期大学若しくは高等専門学校を卒業する見込みの者、又は人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者。

後半の文言を見ても分かるように、実は学歴は不問なんです!


とはいっても、受験年4月1日における年齢が21歳未満の場合は、大学・短大・高専卒業または卒業見込み等一定の学歴が必要となります。

また、必ずしも留学や駐在などの海外経験がないといけないというわけでもありません。

試験日程・スケジュール・試験地

試験の日程や場所に関する最新情報は、外務省の公式ウェブサイトで確認できます。

その年の試験日程やスケジュールは、毎年2月頃に発表されています。

ちなみに、今年(令和5年)の試験スケジュールは次の通りです!

予定日付
受付期間 令和5年3月24日(金)~4月7日(金)
一次試験〔東京・大阪〕令和5年6月10日(土)・6月11日(日)
一次試験合格発表 令和5年7月10日(月)11時
二次試験〔東京〕 令和5年7月25日(火)~8月3日(木)
二次試験合格発表 令和5年8月23日(水)11時
〔参考:令和5年度 外務省専門職員採用試験実施計画〕

その後、選考を順調に進め、最終選考に残った方には、連絡があり、8月末頃に入省後に必要となる追加言語、『研修語』の通知と『意思確認』がなされます。

最終合格者は、外務省専門職員採用候補者名簿に名前が載り、試験実施の翌年4月に外務事務官として外務省に採用される流れとなります。

一次試験の概要

筆記試験と面接試験があり、英語力や国際問題に関する知識が問われます。

※1日目の専門試験(記述式)の選択科目は、試験当日に憲法・経済学の2科目のうち、1科目を選択し解答します。

※2日目の基礎能力試験において一定の基準点に達しない場合、他科目の成績に関わらず不合格となります。

※外国語試験は、次の言語から一か国語を選択します。

(英語/フランス語/ドイツ語/ロシア語/スペイン語/ポルトガル語/イタリア語/アラビア語/ペルシャ語/ミャンマー語/タイ語/ベトナム語/インドネシア語/中国語/朝鮮語)

ただし、ここで選択した言語は二次試験の面接の言語に使われるため、翻訳・会話の両方で使える言語を選択しなければなりません!

二次試験のの概要

対外交渉のシミュレーションやディスカッションなどが行われます。

※面接(外国語会話)は、一次試験で選択した外国語で行われます。

※個別面接の参考とされる性格検査が行われます。

※人物試験において一定の基準点に達しない場合、他科目の成績に関わらず不合格となります。

外交官の英語試験の概要と対策

外交官の英語試験ではリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングなど4技能のスキルが問われます。そのため、模擬試験や模擬面接を通じて、実践的な対策を行うことが重要です。

一次試験

まず、一次試験のうち、英語力が必要となるのは、次の『基礎能力試験』と『外国語試験』の2場面です。

特に、『外国語試験』では、和文外国語訳の際に、しっかりと得点できるよう語彙力と表現力を鍛えておく必要があります!

そのために、単語の単純暗記だけでなく、できるだけ多種多様な書きっぷりの英文に触れ、ワードチョイスや、表現を磨いていくと良いでしょう!

また、外国語試験には、毎年国際的な時事問題が出題されます。

時事用語を対策するには、外務省公式サイトに載っている外交青書(日本語版・英語版)を教材として活用することもおすすめです。

あとは、BBCやJapan Times、エコノミストなどのニュースマガジンを購読したり、国連のウェブサイト、国連英検の教材を活用するなどもおすすめです!

時事問題は、短期間で参考書1つから対策をするというよりは、日頃から世間で起こっていることにアンテナをはって過ごすなど日々の積み重ねが必要となります。

また、外務省の公式サイトには、直近3年分の過去問題が公開されています。
まずは、問題形式をよく確認して出題傾向をつかんでみましょう。

※外国語試験の過去問題については、著作権の問題があるのか…公式サイトで一般公開はできず、資料請求という形でのみ先着順で対応しているようでした!

▼外務省公式サイト:過去問集
https://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/page5_000284.html

【一次試験の内訳】
1 | 専門試験各科目 120分(記述式)
国際法(必須)、憲法・経済(1科目選択式)の記述試験です。各科目120分ずつ合計240分で行います。各科目は3題が出題され、科目ごとに2題を選択する形式になっています。

2 | 時事論文試験 90分(記述式)
「時事問題についての筆記試験」が90分で1題出題。外交や国際情勢など、最近は国内の問題が多い。

3 | 基礎能力試験 140分(多肢選択式)
5肢択一式。140分で40題を解答します。一般知能分野(数的処理・文章理解)と一般知識分野(社会科学・人文科学・自然科学)や時事が出題。

※科目内訳※
一般知能分野:数的処理[判断推理・数的推理・資料解釈](16題)・文章理解[現代文・英文](11題)
一般知識分野:社会科学(3題)・人文科学(5題)・自然科学(5題)・時事(3題)

4 | 外国語試験〔外国語和訳・和文外国語訳〕 120分(記述式)
和文外国語訳が2題、外国語和訳が2題、計4題が出題される記述式問題。

好きな外国語を一か国語選択することができますが、ここで選択した言語は二次試験(人物試験)の外国語試験の言語に使われるため、翻訳・会話の両方で使える言語を選択する必要があります。

二次試験

二次試験の際、英語力が必要となるのは、外国語会話を行う『外国語試験』のみとなります!

ネイティブスピーカーもしくは日本人の面接官によって、面接が行われます。

言語は、一次試験で選択した外国語で実施されます。

面接の対策をする際は、一次試験だけではなく、二次試験の面接で使えそうな重要語句や表現を事前にリスト化し、直前まで使いこなせるようにインプット・アウトプットを繰り返すことがおすすめです!

専門用語は、知っていても例文などを作ってみたりして、使うイメージをしながら身に付けなければ、本番でコロケーションのミスをしたり、結局、使いこなせず稚拙な表現になってしまったりするものです。

ですから、学んだ用語はしっかりと使うことを想定して、賛成反対など立場を表明した意見文に含める形で覚えたりすることが大切です!

また、論理的に自分の意見を展開する流れについても、事前によく確認し訓練しておく必要があります。

まず、自分の主張を述べてから、裏付けとなるエピソードやデータを示す。その際に、反論が出ることも想定して、譲歩も入れつつ、自分の意見の正当性を示す…などなど。

実際、母国語であっても、このように論理的に自分の意見を整理して述べ、かつ相手を説得したり、自己PRを成功させたりするというのはむずかしいものです。

それを外国語でやるというのはさらにワンランク難易度が上がりますね!

論理的な発言が苦手な方は、まずは日本語で練習し、話しの型ができたところで、英語面接に移るとよいでしょう!

【二次試験の内訳】
1 | 個別面接 2回 各10分~20分
なぜ外交官を目指しているのかといった志望理由や、担当したい言語・国などを、面接官に伝えます。

1回目:4対1の面接/2回目:5対1の面接
※両方日本語

2 | グループ討議 40分程度
8~10人のグループで与えられたテーマについて討論します。テーマは国内・国際問題の双方があり、時事的な問題が討論の議題となる傾向が強いです。

3 | 外国語試験・外国語会話 15分程度(面接)
2対1で外国語の面接を行います。一次試験で選択した言語。

通常、スクリプトの黙読 → 音読 → 質問 → 受験生個人への質問という流れで進みます。スクリプトのレベルは、新聞記事や社説程度です。

個人への質問は、面接カードに沿ってされることが多く、海外旅行や専攻など典型的な質問です。

4 | 身体検査
胸部エックス線撮影などを含む一般的な身体検査

まとめ|外交官になるには、英語力が重要!

外交官の仕事には在外公館と外務本省での業務があり、高い英語力と国際的なスキルが求められます。

英語資格は必須ではありませんが、取得しておけば確実に有利に働くでしょう!

また、そもそも英語資格を取得していなくとも、外交官には国際的な感覚と知見や教養が必要とされる職業です。

英語資格を取得するプロセスで、学んだ言語学習のノウハウや、国際感覚は必ず、外交官になった際に役立ちます!

ですから、外交官を志す方には、英語資格の取得を外交官という最終地点のマイルストーンとして捉えて、チャレンジしていただきたいです!

校舎画像

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