こんにちは!
武田塾English本部の天野です。
このブログでは【英語参考書シリーズ】と題して、英語学習者の中で話題の参考書について紹介していきます!後半では気になる特徴や難易度、おすすめの使い方についても触れていきます。
今回はこの一冊!!!『キク英文法』。
編著:一杉武史
編集者であり、著作も行った一杉さんに関する詳しい情報は、残念ながら公開されていませんでした。
しかしながら、一杉さんはキク英文法のほかにも、長年、大学受験等で親しまれてきたキクタンシリーズや、同シリーズのTOEIC・英検対策の参考書も監修されています。キクタンシリーズのファンにとっては外せない1冊ですね!
ちなみに、本書籍の出版社であるアルクは長年、語学力を身につけるための教材開発を専門的に行っている会社です!音声がアプリ等を通してダウンロードできる付録がついた参考書など、デジタルコンテンツの開発にも力を入れています。
発売日:2007/5/30
出版社:アルク
ページ数:396ページ
金額:1,760円
シリーズ展開:キクタンシリーズ
出版社アルクが公式サイトで以下のように本書を紹介しています!
主要100大学+センター試験の過去問題を完全分析!
本書は、大学入試に必須の英文法212項目を、7週間でマスターできる文法書・問題集です。項目は、主要100大学とセンター試験の過去問題、また、書き言葉や話し言葉のデータ「コーパス」を分析し、本当に「出る・使われる」ものに絞り込みました。1日の学習量は最長でも9分。最短で3分。7週間のスケジュールでムリなくムダなくマスターします。
大学合格後も英語を駆使できる素地を!
この212項目をマスターすれば、難関大学に合格できる文法力が身につくだけでなく、海外に留学する、英語を使った仕事に就く、といった、より高い目標を実現していく素地が完成します。本書では、文法を「耳」からもインプットするための音声を用意していますので、読み書きはもちろん、聞いたり話したりする際にも使える文法力を効果的に身につけることができます。
※音声はアルクの専用サイトからPCやスマートフォンにダウンロードできますので、CD再生機器を持っていなくても利用することができます。
出版社より
ざっくりまとめると、『大学入試レベルにも対応できる文法知識や構文が厳選され収録されており、それを約2か月ほどで網羅できる』という感じです。
また、大学受験にとどまらず、海外留学をしたり、ビジネス英語を話したりする上でも必要な基礎づくりができると謳っています!
本書にはデジタルコンテンツに強いアルクならでは、音声付録がついています!タブレットやスマホに音声データを保存して移動中など隙間時間を使いながら学習ができるのも嬉しいですね(^▽^)/
本書は、大学受験を控えた学生向けの参考書です!
注意したいのが、英語学習初心者や挫折経験があり、一から基礎づくりを行いたい方にとっては、なかなかレベルの高い参考書であること・・・(´;ω;`)
一応、公式から対応レベルが「英検4~1級」「中学卒業~難関大学」という目安が出ているのですが、かなり幅がありますよね。武田塾Englishのスーパーバイザーたち曰く、実際にキク英文法を使いこなせるのは「英検2~1級」のレベルに相当する方になると想定されます。
特に中学英文法が頭に入っていない方は要注意!
中学英語の語順や疑問文などの基礎はプロローグの数ページで終わってしまいます。
また、本書は文法事項を説明した講義パートと実際に入試で出題された問題にチャレンジするエクササイズパートがあります。それらも中学英語が完璧になっていないと、理解できない文法事項や単語をいちいち辞書で調べながら進める羽目になるなど、学習するうえでも効率が悪くなってしまいます。
いきなり、キク英文法にチャレンジするのではなく、最低でも英検準2級や2級相当の文法知識が入っているかを過去問を解くなどして、チェックしたうえで本書にのぞむようにしましょう!
本書では、主に3つの使い方を「学習モード」と称して、紹介しています。まず、忙しく時間がない人のための「チェックモード・1日3分」、文法問題の数をこなして演習したい人のための「チャレンジモード・1日6分」、最後は、文法事項を細かく理解したい人のための「フィニッシュモード・1日9分」です。それぞれのモードに所要時間まで設定してあるのは、親切ですね。
1日の学習量は見開き4ページ(文法項目2つ分相当)で、それを49日間かけて進める構成になっています。武田塾Englishのように1日に進めるペースが決まっているため、勉強計画が立てやすく、刈り取りもしやすいですね!
本編は、基本文法が組み込まれた例題&解説(チェック1)、実際の入試から出題された演習問題(チェック2)、演習問題の答え&細かい解説(チェック3)+付随する音声データで構成されています。
■「チェックモード・1日3分」→チェック1+音声
■「チャレンジモード・1日6分」→チェック1+2
■「フィニッシュモード・1日9分」→チェック1+2+3+音声
本編を利用して上記のような流れて学習を進めて行くようです!使い方がかなり具体的に説明されており、学習者の状況によってさまざまな使い方が提案されているのはなかなか斬新です。
最初の1周目は「フィニッシュモード」で基礎をつくり、試験直前には「チェックモード」で復習するなど、周数を重ねても効果的に使用できることも嬉しいです。
ただ、本書序盤に登場する中学英語の若干の復習パートや後半の総復習用の演習パートは、この「学習モード」にカウントされていません。そのため、参考書を完璧にやり切るという基準で見た時に、必ずしも予定通り49日間で終わるかは、学習者の単語や文法知識の下地次第となるでしょう。
また、本書はあくまで大学受験向けであり、TOEICや英検対策に直結するような演習問題が組まれている訳ではありません。明確に英語資格取得など目的が決まっている方は、それぞれの英語資格に特化した参考書にチャレンジすることをお勧めします。
書店の英語学習コーナーを覗けば、星の数ほどTOEICⓇに関する参考書があります!
その中で自分のレベルにあった参考書を見つけるのはなかなか難しいです。
また、たとえ、良い参考書を手に入れたとしても使い方ひとつで、結果は変わってきます。
英語スクール選びにしても、同じ。
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また、武田塾Englishとしては、英会話スクールに依存することなく、生徒一人ひとりが自分に合った学びのかたちを見つけることが、目標達成の鍵だと信じています!
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