こんにちは。今回は、英語学習においていかに語彙学習が重要かについて、お話していきたいと思います。
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語彙学習と聞くと、単語の意味をひたすらに覚えることを想像する方が多いと思いますが、、
実はそれだけではないんです。
語彙学習は実はもっと広く、
語の意味、相性のいい単語、またどんな文脈で使われるのかを知ること
これらすべてが語彙学習です。
「まずは単語の勉強が大事。」よく聞くセリフですね。筆者自身、
英語の勉強の8割は、語彙が占める
と思っています。では、なぜ語彙が重要なのでしょうか?TOEICリスニングを例に、語彙学習のメリットを見ていきましょう!
TOEICのリスニングを伸ばすなら、やはりまず語彙学習です。では、どう活きてくるのでしょう?
見逃しがちな事実です。例えば、cat と聴けば、ニャーと鳴くあのかわいらしい動物が浮かぶでしょう。それはこの単語を知っているからです。
対して、thank you for your patronage. と聴いても、patronage を知らなければ、この部分の意味も、どんな状況かもわからないかもしれません。
知らない単語はわからないし、聞こえないのです。
どういうこと?思われた方も多いと思うので、例を見てみましょう。TOEIC頻出表現にconduct a survey「調査をする」というフレーズがあります。これは相性のいい組み合わせで、まとめてワンフレーズで覚えておくべきものです。しかしこれを、conduct「~をする」survey「調査」と分けて考えているとしましょう。すると、リスニングをする際に「conductが~をするで、surveyが調査だったよな…」と考えてしまいます。これは明らかに時間がかかりますね。conduct a survey でまとめてワンフレーズと考えていれば、処理は断然早く進みます。つまり、
単語の相性のいい組み合わせ・使い方を知っていれば、リスニングをする際の負荷も減っていき、ストレスなくスムーズに英語を聴けるのです。
これも例を見ていきましょう。TOEIC頻出単語にspend「つかう・費やす」があります。意味自体は知っている方も多いでしょう。しかし、
この単語の後ろに続く形は、思い浮かびますか?
spend {時間,お金} on A「Aに{時間,お金}を費やす」
Spend 時間 ing 「時間を~して費やす・過ごす」
これを知っているだけで、聞こえやすさが段違いになります。Spendの次にan hourなど時間の表現がくると、「あ、いつもの使い方だ。」と頭に入りやすくなります。さらに、その後ろにbuyingがくれば、spend 時間 ingの形だと即座に判断し、スムーズに理解ができます。
この予測ができるという力は、リスニングの力に大きく貢献します。
このように、語彙学習はリスニングにおいても絶大な威力を発揮します。もちろんリーディングでもスピーキングでもライティングの力にも語彙は大きく関わってきます。これを機に語彙学習に力をいれてみてはどうでしょうか。
とは言っても、「じゃあどう勉強すればいいんだ?」と思われる方もいらっしゃると思いますので、以下でおすすめの参考書を紹介します。
『金のフレーズ』
TOEIC界一有名な英単語集です。本の題名から分かるように、「フレーズ」で単語を覚えていきます。このフレ―ズを暗記していけば、自然とよくでる表現をストックできます。
『TOEIC L&Rテスト頻出英単語』
著者の森田鉄也氏をご存じの方も多いと思います。内容は、金のフレーズよりも基礎的ですが、覚えるべき単語の意味・フレーズ・例文がまとまっていて、ここに含まれている内容を覚えるだけでかなり力がつきます。
以上、今回は語彙学習の重要性についてお話しました。今回の内容を意識して、語彙学習に取り組まれるとTOEICの点数も英語力も格段に伸びていくでしょう。では、今日も皆様の英語学習を応援しています。
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