今回は、実用英語検定2級のライティング(Writing)の合格ポイントと対策について解説していきます!しっかりとライティングの合格ポイントを抑えて、対策をすることで合格率は格段に上がります。
合格ポイントと対策を確認する前に、まずは英検2級のライティングについて少し見ていこうと思います。
英検2級のライティング問題は1次試験・筆記の大問4として1問出題されています。わずか1問しかありませんが、英検の1次試験ではリーディングとライティング、リスニングの3技能にそれぞれCSEスコアが650点ずつ割り当てられているため合格の1/3の割合を占めています。そう考えると1問の大きさは十分伝わると思います。
また、リーディングやリスニングはマークシート方式で英単語を書くことはありませんが、ライティングは問題用紙に直接英単語を書き込むため、頭では理解していても英単語のつづりや文法が分からなかったりすると減点されてしまします。せっかく分かっていてもケアレスミスで点数を下げることも珍しくありません。
そして、ライティングの最大の壁と言っても過言ではないのが時間との勝負です。
試験開始からリーディングとライティングを85分間で行わなければならず、リーディングの後半には難解な長文問題もあるためライティングに割り当てられる時間は20分前後と考えておくと良いと思います。ライティングのテーマは試験開始までわからないためこの20分間で
出題されたテーマについて導入から結論までスムーズに行わないと時間は全く足りません。
武田塾Englishで実際に行っている英検2級の合格ルートはこちらの動画から!
それでは、ライティングの点数を確実に取るためにはどのようなポイントを抑えておくべきか確認していきましょう。
①内容
基本的にライティングのテストでは、質問に対する自分の意見を述べるものであり、きちんと論理的な意見が述べられているのかが重要となります。
公式サイトでは、「課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由)が含まれているかどうか」と示されています。
例えば、「若者は将来のキャリアについてもっと時間をかけて考えるべきだという意見があります。あなたはこの意見に賛成ですか?」(2020年10月出題)という質問に対して、まずは自分が賛成か反対かの意見を述べた後にその理由と結論を80〜100語で書かなくてはなりません。
よくあるミスとして、最初は的確なポイントから説明できているのに、急に「若者の夢は色々ある」や「キャリアとは」といった論点からずれてしまい、減点されるケースがあります。
合格ポイントとしては、必ず論点からズレることなく説得力のある意見を述べるようにしましょう。自分はこう思うのではなく、客観的な意見で書いていきましょう。
②構成
構成は、ライティングにおいてとても重要です。自分の意見を誰がみてもわかりやすく混乱しないような文章の構成にしなくてはなりません。この構成がしっかりしていないといくら良い内容(意見)が書けていても減点対象となります。しかし、構成に自分らしさや斬新さなどは一切必要なく、決まったフォーマットをしっかりと押さえて書けば合格ラインです。
また、導入からまとめまでのフォーマットをしっかり理解していれば、あとは意見の部分を考えるだけで時間短縮にもなるので必ず勉強しておきましょう。
まずは、「お題に対して賛成か反対かのどちらか」を主張。最後は「そういうわけで私は〇〇に賛成/反対です。」
これだけで20単語以上は稼げ、このフォーマットは崩してはいけません!そうすると間に理由付けを3つほど組み込めば構成はOKです。
実践で使えるフレーズはこちらでいくつも紹介しております!必ず覚えておきましょう!
③語彙
公式サイトには「課題に相応しい語彙を正しく支えているか」と示されています。ここでのポイントは、難しい単語をあえて使う必要はないという事です。
難しい単語を使えば点数が良いのではなく、たとえ簡単な単語(中学英語程度)であっても正しく使うという部分が大切です。逆に難しい単語でミスしてしまうぐらいならシンプルな単語や表現を使うことをおすすめします。
「なんかあの表現、かっこよさげな言い方あったよな…」みたいなものは絶対に使わないでください!シンプルでいいのです。チャレンジはまた別の機会ににとっておきましょう。
ただ、何度も同じ単語や表現を使うことは好ましくなく、少し違う単語や言い回しでバリエーションを増やしておきましょう。
語彙についての注意点としては、英語ではない英語を使用してしまうのは必ず避けましょう。和製英語や略語などで普段使用している英単語は間違いやすいので、いくつかリストアップして本番では書かないようにしましょう。
合格ポイントとしては、単語や表現はシンプルで良いが正しいスペルと表現を使用する事とケアレスミスがないように気をつけることです。
④文法
文法はとにかく正確に書くことです。いくつか自分の使いやすい表現を覚えておけばある程度のテーマなら応用できますし、時間短縮にもなるのでおすすめです。語彙でも述べましたが、あまり同じ表現ばかり使うのは良くないので関連する表現は押さえておくとバリエーション豊かに書くことができます。
合格ポイントとしては、とにかく正確に、バリエーション豊かに書くことです。
以上4つのポイントを見てきましたが、次は英検2級のライティングの対策についてお話します。
ライティング対策としておすすめの方法を2つ紹介していきます。
まず、1つ目は日頃からテレビや新聞、SNSなどから時事ニュースを見て意見を少し持っておくことです。英検のライティングのテーマについては本番までわからないため、特定するのは困難です。しかし、これまでの傾向から現代社会の環境問題や人権問題などからテーマが出題されており、全く同じテーマではないかもしれませんが関連する問題を日頃から見て意見を持っておくとスムーズに書き始めることができます。ライティングはとにかくスピードが重要なので事前準備はしっかりとしておきましょう。
2つ目は、便利な接続詞や慣用語表現を覚えておくととてもスムーズにライティングが進みます。テーマそれぞれは違うかもしれませんが、使う接続詞や慣用語表現は同じものを使うことが非常に多いため、表現を迷うことなく時間短縮できます。
今回はライティングの合格ポイントと対策について解説していきました。ここでは全体的な部分しか触れていないため、こちらの記事を参考にしながら自分の足りていない部分から優先的に補っていきましょう。
英検のライティングはポイントと対策をすればそれほど難しい部分ではないので、しっかりと準備して本番を迎えましょう。
ブログを最後までご覧いただきありがとうございました!
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