近年、大学入試や就職などでTOEICの得点が評価の基準の一つとされることが多いです。また、グローバル化が進み、社会人になった後も実務で英語が使えるかが評価の対象になる事も。
小学校から英語が必修科目になった事で、グローバル化の波に対応できる人材育成が加速化しています。それと並行して、TOEICのスコアが英語の実力を知る基準となっているといっても過言ではありません。
英語を学んでいる方で久しぶりにTOEICに向けて勉強を始める、さらにスコアアップを狙いたいという方で参考書を検討しているという方もいるでしょう。
TOEICの参考書は多種多様で、単語、文法、リスニングなども含めて、テクニック本や模試など何を選ぶのが最適かわからないという方も少なくありません。そこで今回は、TOEICの受験を考えている中・上級者の方に向けてオススメの参考書を紹介したいと思います。
参考書を選ぶときどのような基準で選んでいますか?
「わかりやすそう」「イラストが多い」「自分が弱い部分の項目が多い」など様々だと思います。
使いにくいものだと学習進度が深まらず途中で挫折してしまう事も。参考書選びは慎重に行いたいものです。そこで、参考書選びの基準を4つのポイントに絞ってみていきましょう。
TOEIC対策のための参考書選びの基準でまず初めに大事なのは、説明や解説が詳細なものかどうかです。
特に文法などはどうしてそのような成り立ちになるのか。単語問題では、同じような単語が選択枠に並んだ時どうしてその単語を選ぶのかなどです。
正解を確認するだけではいけません。他の選択肢を選んだ場合、どうしてそれが誤っているのかまで確認できるような参考書がベストです。
中・上級の方は詳細な部分もカバーできるよう、丁寧かつわかりやすい解説が入ったものを選びましょう。
TOEIC対策のための参考書選びの基準では、参考書が自分のレベルにあっているかも大事なポイントです。
レベルの基準として、自分の現在の実力よりも少し高めを選ぶことをオススメします。
例えば、参考書は主に「初級・中級・上級」の表記がある参考書は、初級600点未満、中級600〜799、上級800以上が目安となっています。
今の自分のスコアから中級にすべきか上級でさらなる高みを目指すか検討してみましょう。英語を継続的に学習してきた方にとっては、中級~から始めるのがいいかもしれませんね。
TOEIC対策のための参考書選びの際は、購入の際に「発行日」を必ず確認してください。
TOEICの問題や出題傾向は常に変化を遂げています。特に2015年を境に出題の傾向が大きく変わっていますので、古い情報のものでは問題の構成も変わっています。
ハイスコアを狙うのであれば、最新の問題の傾向をつかんで学習を進められるように、少なくとも2015年以降に発行された参考書を選んでください。
10年振りに改訂する「新TOEIC」攻略のツボ | 英語学習 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)
出典:『東洋経済 ONLINE』許斐健太 (2015/11/20)
TOEIC対策のための参考書選びの際は、学習分量が適切かどうかも重要な基準です。
厚めで分量の多い参考書は、情報量が多くて思わず手を出しがちですが、内容量が多いと開いたり持ち歩いたりするのが面倒になって学習のモチベーションが下がってしまいます。
普段から持ち歩いて時間があるときに勉強したい、など自分の学習方法に合わせたコンパクトかつ、使いやすいものを選びましょう。情報量や学習の分量も自分のレベルをカバーしたものかを見極めて購入することをオススメします。
先にも述べたように「中級レベルTOEICの600点」は、満点が990点なので、平均以上の点数、履歴書に書いて評価を受けられるボーダーラインとされています。
TOEIC公式の見解によると、TOEICの600点は「日常生活のニーズを充足し限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる」レベル。日常生活や業務の上で支障がない程度ということになります。
大手の世界的な企業では、やはり上級レベル社員に800点の取得を課している場合もあります。基礎を習得した大学生や社会人が600点を取得するには、学習時間にすると3ヶ月で約300〜400時間の勉強が必要です。
「現状スコアがTOEIC650点」の場合、750点へは約225時間、850点に到達するためには約500~時間の学習時間が必要と言われています。
では、実際に学習を進めるにあたってオススメの参考書5選をご紹介します。スキル別の対策本でおすすめの物もあるので、これらを網羅することでTOEICの対策・得点アップに着実に繋がることでしょう。
こちらの参考書は、実際のテストと同じ形式で、難易度も本番に近い模擬試験ができる問題集です。
TOEICを運営しているESTが発行しています。リスニングのスピーカーまで同じで、臨場感ある状態でトライすることができます。
ハイスコアを狙うためにもとにかく問題をこなし、実際のテストに慣れることは目標達成への近道。内容は定期的に改定されるので最新版を購入するようにしましょう。
このオレンジの表紙の「問題集9」が現在の最新版となっております。
こちらの参考書は、5回分の模擬試験が収録された問題集です。
あらゆる問題をカバーでき、問題数が多いので数をこなして問題に慣れて、解答スピードや精度を高めるのにオススメの参考書です。
すべての問題で、正解を導きだすための解説も丁寧でわかりやすくなっています。
それぞれの問題について正答率が載っているのも問題のレベルがわかり、自分の強みや弱点を知るのにも参考になります。
こちらの参考書は、単語に弱点を持つ人にオススメな1冊です。
新書サイズで、持ち運びがしやすく、さらにはマートフォンの無料アプリで音声フレーズを聞くことができ、いつでもどこでも学習ができるのが特徴です。
リスニングの強化にも役立ちますね。過去のTOEICテストで出された頻出単語がまとめられており600〜990点レベルの単語を段階的に学べます。単語は初級レベルから上級レベルまで全てを網羅する必要がありますので繰り返し学習したい1冊です。
こちらの参考書は、文法がとにかく苦手な方は間違いなくこなしておいた方が良い一冊です。
単元別に集中的に学ぶことができ、問題数も豊富で対策には持って来いです。
「左ページに問題、右ページに細かな解説」と、購買者に対しての見やすさという配慮も施されいます。
各書店で売上NO1を取り続けるこの本の著者は「TEX加藤先生」。自身もTOEIC満点を何度も獲得しており、経験と実力に裏打ちされた彼の著書は手に取って間違いはないでしょう。
こちらの参考書は、解説の中にTOEICのテクニックや対策法をまとめたコラムが掲載されていてテクニックを情報として取り入れやすい参考書です。
中級以上のレベルの3回分の演習ができます。本番のテストよりもやや難易度が高めに設定されています。
しかし、正解、不正解の理由を解答の選択肢ごとに丁寧に説明しているため、問題を解きながらより理解を深められます。
今回は、TOEICの受験を考えている中・上級者の方に向けてオススメの参考書を紹介しました。
TOEICは就職を有利にすることや、就職後のキャリアアップにはかかせない資格になっています。学生の方には、進学や単位認定にもTOEICが活用されています。
それにはやはり中級以上、すなわち600点以上のスコアを取り、日常生活や業務の上で支障がない程度の英語レベルが必要になってきます。
今回ご紹介した参考書は中・上級のスコアを狙うかたに向けたものですので、ぜひ活用しながら高レベルな英語力を目指してみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました!
TOEICのについて、理解を深めていただけたでしょうか?
良い参考書を選定することができれば、効率もモチベーションも最後までキープしたまま、試験当日を迎えられるでしょう(^▽^)/
他にもオススメな参考書は存在しますので、こちらも確認してみてください!
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