こんにちは!
武田塾English 代表の井関です。
受験や進学、就職活動等で英語資格が積極的に活用されるようになってから、英検の受験者数も大きく伸びています。そんな中、英検1級にもチャレンジしてみようと覚悟を決める方も増えてきたように思います。
しかし、そんな中、以下のような質問をいただくことが増えました!
「リスニング試験が足を引っ張って、合格を逃してしまった」
「パート2やパート4など長い音声が苦手・・・」
「試験中、流れる音声と印字された設問や選択肢をどのようにやり繰りして、解いていけばいいか分からない!」
などなど。
今回は、英検1級を取得し、成績優秀者として英検協会から表彰されたこともある筋金入りの英検オタクの私が、リスニング試験の『パートごとの傾向と対策』、そして『とっておきの勉強法&教材』を紹介していきます!
【この記事を読むと・・・】
・英検1級のリスニングのパートごとの傾向を知ることができる!
・英検1級リスニング合格に向けた効率的な勉強法を知ることができる!
・英検1級を複数回合格経験者だから分かる英検攻略法が分かる!
まずは、英検1級保持者でもある筆者(井関)が考える英検1級のリスニングにおける心構えをお伝えします!
時に厳しいこともお伝えするかと思いますが、ぜひ、読んでいただければと思います。

TOEIC満点・英検1級・2021年英検協会奨励賞第2位
井関 真大/武田塾English CEO
TOEIC満点・英検1級・2021年英検協会奨励賞第2位
井関 真大/武田塾English CEO
累計400万回再生突破のYouTubeチャンネル「武田塾English」にて社会人向けに英語学習に関する有料級の情報を配信中!Be動詞も理解できずに英語学習に悩んでいたところから数年で英検1級・TOEIC900点以上を取得。最も効率的な英語学習方法を日本に広めるため株式会社武田塾Englishを設立。
井関 真大(いせき まさひろ)
1993年生まれ、東京都立川市出身。立川市立立川第五中学校から都立翔陽高等学校へ進学。高校3年の4月に武田塾御茶ノ水本校に入塾し、偏差値31.6から明治大学商学部に逆転合格。明治大学在学中、2年で英検1級を取得。その後、英国イースト・アングリア大学へ正規留学。卒業後は一般企業(株式会社ベイカレント・コンサルティング、他)で英語を使った実務を経験。25歳で独立。
現在は大学受験予備校、武田塾の西東京エリア(練馬校、田無校、ひばりヶ丘校、東久留米校、拝島校)を統括する傍ら、武田塾のカリキュラム作成に参画、YouTubeの「武田塾チャンネル」にも出演中。統括校舎からは難関国公立・早慶上智・GMARCHなどへの合格実績を数多く出している。SalTree株式会社 代表取締役。
【著書】
『Be動詞もわからなかった私が数年でTOEIC満点をとった英語独学法』(幻冬舎)
『大学入試 逆転英単語2000 (武田塾逆転合格一冊逆転プロジェクト) 』(アルク)
【取得資格】
・英検1級
・TOEIC L&Rテスト990点
・TOEIC Writingテスト満点
・ケンブリッジ英検(CPE)
井関 真大/武田塾English CEOのプロフィールページ
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英検1級合格者の井関が、まずお伝えしたい英検1級リスニングで得点し、合格するための心構え
まず、言っておきたいことは、英検1級のリスニングは、本質的なリスニング能力を問う至ってシンプルな問題です。
また、英検準1級のリスニングを問題無く聞き取れる実力があれば、過去問や予想問題集を解く以外に、何か特別な対策をする必要はないんです。
というのも、会話に対して出される質問の聞かれ方が意地悪なわけでもなく、会話やアナウンスの内容をしっかりと聞き取れる力があれば、ストレートに解けるものばかりだからです。
ですから、既にこの級を受験するレベルの実力をもっていれば、正直、問題傾向や形式なんて分からなくても解けてしまいます!(解けないとダメ(汗))
そのため、英検1級を受験するのであれば、小手先のテクニックで突破しようと思わず、そもそも、このレベルに相当する語彙力や文法知識をしっかりと学び、聞き取る力も鍛えたうえで臨んでいただきたいです!
それでは、これから英検1級リスニング試験の問題構成を詳しく解説していきますね。
英検1級リスニングの問題構成
英検1級のリスニング試験は4パートから構成され、全部で27問出題されます。
そして、試験時間は35分となっています。
それぞれのパートは以下のようになっています。
【英検1級リスニング試験の構成】
・Part1:会話問題(10問)
・Part2: 説明文問題(10問)
・Part3: Real-Life形式問題(5問)
・Part4:インタビュー問題(2問)
技能 | 出題形式 | 内容 | 問題数 | 解答形式 |
リスニング | 会話の内容一致選択 | 会話の内容に関する質問に答える。(放送回数1回) | 10 | 4肢選択(選択肢印刷) |
文の内容一致選択 | 説明文などのパッセージの内容に関する質問に答える。(放送回数1回) | 10 |
Real-Life形式の内容一致選択 | Real-Life 形式の放送内容に関する質問に答える。(放送回数1回) | 5 |
インタビューの内容一致選択 | インタビューの内容に関する質問に答える。(放送回数1回) | 2 |
英検1級リスニング試験の内容
それでは、パートごとに詳しく見ていきましょう!
英検1級リスニング対策|Part 1会話問題
パート1では、会話問題が10問出題されます。
内、9問が男女2人の会話問題、1問が男女3人の会話問題となっています。
Part1の問題の傾向
比較的短くシンプルな会話を聞くパート1は、確実に得点したいパートと言えます!
また、設問は書いていませんが、音声を聞いていれば、設問が流れる前に問題が解けることも多いです。そのため、分ったらすぐに解く、そして次の問題を先読みして行けば、効率よく解いていけるでしょう。
Part1の対策方法
続いて、パート1の具体的な対策方法を見ていきましょう!
実践して欲しいポイントは4つあります。
【パート1の4つの必勝ポイント】
1 | 問題の選択肢を先読みする
2 | 前後の文脈から予想する
3 | 質問の種類を見分ける
4 | 問題文が流れはじめたら、ひたすら音声のみに集中
▼ ポイント①問題の選択肢を先読みする
まず、選択肢を先読みしておけば、リスニング音声を聞くうえで何が質問に答えるうえでのポイントとなるかを事前に予測することができます。
そうすることで、リスニング音声を聞きながら、既に理解している選択肢から該当する答えを選ぶことができ、時間短縮にもつながります。
例えば、以下のような選択肢があった場合、選択肢1の「current project(現在のプロジェクト)」、選択肢2の「workload(仕事量)」などのキーワードから、会話がビジネスシーンに関するものだと予測できます。
加えて、選択肢を通して、「She(彼女)」に関する言及が多いことから、会話に出て来る女性の言動を追えば良いことも、見当がつきます。
▼ ポイント②前後の文脈から予想する
例えば、このようなリスニングの会話が流れたとします。
最初からはっきりと内容が理解できなくとも、黄色丸で囲っている単語を捉えて行けば、会話が「仕事」や「労働環境」に関する話であることが分かってきます。
また、途中聞き逃してしまっても、青丸で囲っているようなストーリーの展開が分かる単語(主に動詞や形容詞)をしっかりと聞き取ることができれば、前後の文脈から十分内容を推測することができます。
英検1級のリスニングでは、専門用語や難しい英単語も出てきますが、普段から、分からない単語がでてきても前後の文脈から内容を推測する癖をつけておけば、問題を解くことができます。
▼ ポイント③質問の種類を見分ける
パート1の会話問題は、「会話文全体を理解していないと答えることができない質問」と、「会話の一部だけ聞き取れていれば答えることができる質問」の大きく2パターンに分けられます。
部分的な情報のみで答えられる質問であれば、会話の全体を細かく理解できていなかったとしても、選択肢から問題の要点をつかめれば、正解することができます。ですから、会話がうまく聴き取れなくても、諦めず、選択肢をよく読んでみましょう!
▼ ポイント④問題文が流れはじめたら、ひたすら音声のみに集中
音声が流れはじめたら、基本的にメモをとったり選択肢を読んだりはしない方が良いです。
パート1は、会話の長さも短いため、音声が流れている最中は聞き取りに徹しましょう!
しかしながら、No.9 と No. 10は長めの会話が流れます。
特に難しい単語や難解な表現が出る訳ではなく、ただ会話が長いというパターンですが、内容を忘れてしまいそうな方は、話の展開を軽くメモしておくと良いでしょう。
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ここまでパート1のポイントを見てきました。
振り返ると、以下の通りです!
【パート1の4つの必勝ポイント】
1 | 問題の選択肢を先読みする
2 | 前後の文脈から予想する
3 | 質問の種類を見分ける
4 | 問題文が流れはじめたら、ひたすら音声のみに集中
続いて、パート2に進んでいきましょう!
英検1級リスニング対策|Part2 説明文問題
パート2では、パッセージに関する問題が10問出題されます。
200単語ほどの文章が約1分30秒で流れる説明問題です。
そこでは、1つのパッセージに対して、2つの設問があります。
ということで、5つのパッセージを読むことになります。
Part2の問題の傾向
パート2は、科学や文化、自然などさまざまな分野に関する長めのパッセージが読まれますが、そう言ったものに馴染みがないと、なかなか聞きづらく、苦手意識を持つ方が多いです。
一方で、TOEFLの対策経験がある方にとっては、解きやすいと感じるかもしれません。
例えば、専門用語も出てきますし、学術的な内容が多かったりします。そのため、TOEFLが得意な方や、TOEFLの形式に慣れている方は大変有利と言えます!
重要なのが、専門用語がいろいろ出てきますが、それらに惑わされることなく、内容を理解して聞くことです!
例えば、パッセージ自体は長いですが、そのほとんどが答えと関係のない情報だったりします。そのため、無駄なく情報を仕分けして、設問の答えとして必要なポイントをきっちりと押さえていくことが大切です。
Part2の対策方法
続いて、パート2の具体的な対策方法を見ていきましょう!
実践して欲しいポイントは3つあります。
【パート2 の3つの必勝ポイント】
1 | 問題文を聞きながら、軽くメモをとる
2 | 選択肢を1から順に読んでいき「これだ!」と思ったらマーク
3 | 幅広いジャンルの英単語を広く深く
▼ ポイント①問題文を聞きながら、軽くメモをとる
音声は専門的な用語を多く含みますが、それらに惑わされることなく、必要に応じてメモを取りつつ、大切な情報を残しましょう。
▼ ポイント②選択肢を1から順に読んでいき「これだ!」と思ったらマーク
音声が終わったら(もしくは、聞きながら)「これだ!」というキーワードが盛り込まれた選択肢を選びましょう。
また、少し余裕がある際は、音声を聞きながら絶対に違う選択肢を切っておくのがおすすめです!
どの選択肢を見ても結局選びきれない時は、空欄にせず、勘でもいいので必ず答えを塗りつぶしてから次の問題に進んで下さい。
あれこれ迷っている間に時間が過ぎてしまうのが、パート2の怖いところです。
ですから、ある程度割り切りつつ、解けそうな問題を着実に解いていくことが大切です!
▼ ポイント③幅広いジャンルの英単語を広く深く
パート2では、専門用語や学術的な英語表現が頻出します。
そのため、TED Talksや、SCIENTIFIC AMERICANなどを活用し、学術的なトピックや用語に普段から触れておくことをおすすめします!
例えば、上記は「Insomnia(不眠症)」に関する説明文です。
前後の文脈で体の不調や病気であることが読み取れたとしても、元々知っている人と知らない人では、内容を理解するまでの時間に大きな差があります。
そのため、正答率を上げるためにも様々な分野の英単語を勉強しておくことが大切です!
また、専門用語以外にも、多様な英語表現についての理解の広さも必要となります。
例えば、「欠点」という言葉を一つとっても色々とあります。
・weak point / weakness
・disadvantage
・fault
・shortcoming
・defect
・drawback
・blemish 他
加えて、英単語の意味を一語一訳(1単語につき1つの意味)で覚えている人は要注意です。英検1級になると、多義語など英単語に対する理解の深さも求められます。
例えば、「interest」という単語。一般的には「興味や関心」と訳しますが、「利益」「金利」といった意味もあります。
このように普段あまり使わない単語に加え、馴染みのある単語でも使われ方が多義にわたることを理解しておく必要があります!
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ここまでパート2のポイントを見てきました。
振り返ると、以下の通りです!
【パート2 の3つの必勝ポイント】
1 | 問題文を聞きながら、軽くメモをとる
2 | 選択肢を1から順に読んでいき「これだ!」と思ったらマーク
3 | 幅広いジャンルの英単語を広く深く
続いて、パート3に進んでいきましょう!
英検1級リスニング対策|Part3 Real-Life形式問題
パート3では、Real-Life形式の問題が5問出題されます。
そこでは、問題用紙に印字された場面の状況「Situation」(シチュエーション)と設問「Question」(クエスチョン)・選択肢を確認しつつ、流れる音声を聞きながら問題に答えます。
各問題の前には10秒ずつ状況や設問・選択肢などを読む時間が与えられます。
Part3の問題の傾向
Real-Life形式の問題は、準1級から出題が始まりますが、1級ともなると、難易度は大きくあがります。
しかしながら、それでも先に設問と選択肢を先読みできるため、比較的解きやすい問題と言えます。
とは言え、アナウンスの内容によって難易度の感じ方は変わってきます。
例えば、「Situation」と「Question」を先読みせずとも、解けるものもあれば、絶対に先に読んでおかないと、解くことが大変な問題もあったりします。
そのため、「Situation」と「Question」、選択肢は出来る限り、先読みして、問題を解く際はアナウンスの聞き取りと、答えの選択に集中できるようにすることが重要です!
Part 3の対策方法
続いて、パート3の具体的な対策方法を見ていきましょう!
実践して欲しいポイントは3つあります。
【パート3 の3つの必勝ポイント】
1 | 必要な情報をピックアップする
2 | 事前情報を最大限利用する
3 | 答えがわかった時点でマークして次の問題に行く
▼ ポイント①必要な情報をピックアップする
パート3の問題は、留守番電話や電車内のアナウンスなどの題材が多く、出て来る単語や英語表現もかなり実践的なものとなります。実際にネイティブスピーカーが話すときのように、話すスピードや抑揚も自然ですが、その分、早口で喋るところもあったり、音が脱落する箇所もでてきて、聞き取ることが難しくなります。
そのような状況でも正しい答えを選べるように、リスニングする際は、重要な部分だけ聞き取る必要があります。
例えば、選択肢を先読みしておけば、リスニング音声で選択肢に出て来る固有名詞が出てきたり、時間や場所が出てきたりした際に、「よし、ここから意識して聞こう!」と心構えができますね。
パート3は、流れる音声も150Words前後と、比較的多めです。また、試験も終盤となり、少しずつ集中力が低下している頃です。
ですから、音声を最初から最後まで全て聞き取ろうとするのではなく、大事なポイントだけ集中して聞くつもりで臨むと良いでしょう!
▼ ポイント②事前情報を最大限利用する|「Situation」と「Question」を先読み
パート3では、音声の状況を説明する「Situation」と質問である「Situation」が明記されています。
音声が流れるまで10秒ちょっとですが、上のように「Situation」と「Situation」を速読しつつも、キーフレーズやネックとなりそうな時刻や場所の名前などには、ラインや丸をしておくと、良いでしょう。
そして、先に「Situation」と「Question」が分かっている分、実際に音声を聞く時は、不要な情報を聞き流しつつ、必要な情報だけを聞き取っていくよう心がけましょう。
▼ ポイント③答えがわかった時点でマークして次の問題に行く
パート3は質問と選択肢が印刷されています。
ですから、音声を聞きながら、答えが分かった場合は迷わずマークしましょう。
そして、答えに自信のある場合は、残った時間で次の問題の「Situatuion」と「Question」を先読みしておくと良いでしょう。
ただ、パート3では、「Situatuion」と「Question」を読む時間を10秒もらえるため、答えに確信が持てない時は問題文を最後まで聞いてマークしてもOKです。
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ここまでパート3のポイントを見てきました。
振り返ると、以下の通りです!
【パート3 の3つの必勝ポイント】
1 | 必要な情報をピックアップする
2 | 事前情報を最大限利用する
3 | 答えがわかった時点でマークして次の問題に行く
続いて、パート4に進んでいきましょう!
英検1級リスニング対策|Part4 インタビュー問題
パート4では、約3分半のインタビューの内容に関する質問に答える問題が2問あります。
この音声が一番放送時間も長く、話すスピードが速いことも多いです。
主にビジネスだったり、アカデミック系の内容のインタビューとなっています。
Part4の問題の傾向
流れるインタビューの内容だけでなく、喋っている人の声質などによっても、聞き手が感じる難易度が変わってくる問題です。
扱われるトピックは、環境やビジネスに関するものが多く、場面をイメージしながらうまくメモを活用することがおすすめです!
また、パート2と同じく、パート4も設問に関係ない無駄な情報が多く出てきます。
約3分も話されたインタビューの内、たった2問しか出題されないため、いる情報といらない情報を整理しながら、聞き取れるという純粋なリスニング力を養っておかなければ太刀打ちできません。
さらに、パート4は、ケンブリッジ英検やIELTSと問題形式が似ているものの、比較的、選択肢は易しめで、分かりにくいひっかけ問題もあまりありません。
そのため、パート4を攻略するには、パートごとの小手先のテクニックなどではなく、聞ける音を増やしたり、苦手な音を克服し、根本的なリスニング力の底上げを図りましょう!
Part 4の対策方法
続いて、パート4の具体的な対策方法を見ていきましょう!
パート4は会話量も多く、スピーカーの声質によっても聞き取りやすさが変わり、難易度が大きく変わってしまいます。
そんな時、出来るだけ正答率を上げるために実践して欲しいポイントは4つあります。
【パート4の4つの必勝ポイント】
1 | 選択肢をさっと読んでキーワードを拾っておく
2 | 最初の文に注目
3 | インタビューの質問に注目
4 | メモを取りながら聴く
▼ ポイント①選択肢をさっと読んでキーワードを拾っておく
「Finally, here are the directions for Part4~」と最後の指示が流れている間に、選択肢にざっと目を通しておくと良いでしょう。
その際は、キーワードとなりそうな語句を丸で囲んだり、ラインを引いたりしておきましょう。
ただし、インタビューの冒頭でも会話の内容について若干触れるため、ここで無理はしないこと!
▼ ポイント②最初の文に注目
インタビューの冒頭で、これが何のインタビューなのかの説明が入ります。ですから、最初から集中して音声を聞くようにしましょう!
音声は「This is an interview with 〜」のように始まり、インタビューを受ける人の名前や肩書き、会社名や事業名・活動名が簡単に紹介されます。
インタビューが始まる前に前提情報を知っておけば、これから繰り広げられる会話の細部で分からないところがあっても、「ゴミのリサイクルに関する話だから~」「子どもの教育に関するNPO法人の活動だから」と前後の文脈から内容を掴みやすいです。
▼ ポイント③インタビューの質問に注目
パート4のインタビューの内容は、環境やビジネスに関するものが多いです。
また、会話の中で、以下のような内容の質問をインタビュアーが投げかけます。
・事業や活動内容
・やる上で大切なこと
・やる上で大変なこと
・競合との違い
・メリットとデメリット
・今後参入したい人へのアドバイス 他
これらのインタビュアーからの質問に対する答えの中に、実際の試験問題を解くヒントが散りばめられています。
ですから、まずは、インタビュアーから質問が投げかけられた際は、注意深く耳を傾けるようにしてください。
▼ ポイント④メモを取りながら聞く
場面をイメージしながら、うまくメモを取っていくことが大切です!
音声のボリュームはざっと500Words(長さは約3分)ほどありますが、対する質問はたったの2つ。
会話内容には、設問に関係ない無駄な箇所が満載です。
必要ない情報を聞き流し、いかに質問に関する情報だけを掴んでいくかが正答する大きなポイントとなります。
メモを取りながら、聞き取ることも慣れるまではなかなか難しいので、試験までに演習しつつ、慣れていくようにしましょう。
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それでは、パート4の必勝ポイントを振り返ってみましょう。
【パート4の4つの必勝ポイント】
1 | 選択肢をさっと読んでキーワードを拾っておく
2 | 最初の文に注目
3 | インタビューの質問に注目
4 | メモを取りながら聴く
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ここまで英検1級の試験の特徴やパートごとの具体的な攻略法を見てきました。
英検の問題形式に対応するための王道的なテクニックから、参考書や英会話スクールでもアドバイスされるような具体的な作戦まで紹介してきました!
さて、ここからは冒頭でお伝えした英検1級合格に向けた心構えにも関連する内容です!合格するための勉強法やポイントを解説していきます。
英検1級リスニング対策|勉強法と解くポイント
有効な勉強方法は次のようになります。
【おすすめの勉強法や解くポイント】
1|本質的な英語力を高める
2|過去問で集中力を高める
3|メモの必要性を見極める
勉強法1|本質的な英語力を高める
冒頭でもお伝えした通り、英検1級のリスニングは奇をてらったものなどなくシンプルなリスニング能力を問うものばかりです。
そのため、まずは英検1級に合格するために、自分に足りないスキルなどを自己分析できる能力が必要です。
本質的な英語力を高めようにも自分のできること・できないことが客観視できていなければ、苦手を克服したり、自分に合った対策を見つけることはできません。
その上で、本質的な英語力を高めるために、ハイレベルな単語帳をやり込んだり、CNNやBBCなどのオンラインコンテンツを使いつつ、幅広い専門用語や学術的な英語表現に触れたりしましょう。
また、過去問や予想問題集を使って、さらに実力を高める方法としては、シャドーイングが有効です。
シャドーイングを中心に英語を運用する力をさらに鍛えたり、できたらリプロダクションまでしっかりとこなして、聞き取ることができる音を増やしていくと良いでしょう。
▼シャドーイングのやり方
勉強法2|過去問で集中力を高める
次に過去問を活用して本番さながらに問題を解いていくことにより、長時間集中できる力を養いましょう。
本番の試験では、筆記試験(100分)を終えてから、リスニング試験(35分)へと移ります。また、当日はそこに緊張という精神的なプレッシャーもかかりますから、尚更、疲弊しているはず!
過去問題を解く際にも、時間を測りつつ、どのタイミングで問題の選択肢を先読みするか、また、パート4など長い音声の際のメモの取り方など経験を積んで、英検1級の試験に慣れて行きましょう。
加えて、過去問を活用して演習する際は、次のようなステップで復習まで行うと効果的です。
【1】まず本番さながらに時間を測って解く
※この時、パートごとに休憩を入れて解く、音声を2回以上聞くなど本番でできないことは行わないで下さい!
【2】間違えた問題に印をつけて、何で間違えたかを分析する
問題を間違えた原因は主に次のうちのどれかです。
・音声の聞き取りができていない
・解き方の問題(選択肢のさばき方など)
・その他、マークミス・勘違いなどケアレスミス
原因に応じて、解説を読み、問題をのちのち解き直すだけで良いのか。それとも、聞き取れなかった音やフレーズを確認し、語彙や単語など知識面を見直すのか。シャドーイングなどで耳を鍛えるのか。判断しましょう。
【3】間違えた問題を解き直す
間違えた問題は必ず正解できるようになるまで解き直しをしましょう。
そのため、過去問は複数年分準備し、ローテーションで解き回していくと良いです。答えを忘れたころにもう一度解いて、復習の成果が出ているか確認しましょう。
ちなみに、英検の過去問は、英検協会の規定により、過去3年分しか発行できないルールがあります。
ですから、本屋さんで並んでいる過去問は多くとも9回分しか収録されていないことになります。
もちろん、これで十分という方も多いかと思いますが、さらに念入りに対策したいという方は、メルカリなどのフリマアプリを活用すれば、3年以上前の過去問集をゲットすることができます。
【削除覚悟で大暴露】英検の過去問題集を森田鉄也が徹底比較解説!〇〇がオススメ!【まとめ】vol.55
勉強法3|メモの必要性を見極める
パート2の後半の問題や、パート3、パート4など、長めの音声が流れる問題では、耳から入ってくる情報もそれだけ多く、メモの必要性に迫られることもあります。
しかし、メモには情報を残しておけるというメリットもありますが、デメリットもあることを忘れてはいけません!
メモを取っている最中は、どうしても注意力が分散してしまい、音声を聞き逃してしまう可能性があります。
ですから、自分にとってメモを取ることが必要かどうかは、過去問演習をする段階でよく吟味して欲しいです。
▼ メモを取らない場合
シャドーイングや、リプロダクションなどの鍛錬を積んでいれば、本質的な英語力が高められており、聞き取りの力だけでなく、英語を一定時間入れておける記憶力も鍛えられていることが多いです。
その場合、実はメモを取らずに、聞き取りに集中した方が問題が解きやすい可能性が高いです。
▼ メモを取る場合
一方で、普段からリスニングに苦手意識を持っている場合は、メモを活用することをおすすめします。
メモを取る際は、「記号(矢印などで増減を表現する)」「省略(長い単語)」「イラスト(情景が浮かぶもの)」などを活用すると良いでしょう。
また、「時間」「場所」などが複数出てきた時は、問題と関係してくる可能性があるため、メモを取っておくことをおすすめします。
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振り返ってみましょう。
【おすすめの勉強法や解くポイント】
1|本質的な英語力を高める
2|過去問で集中力を高める
3|メモの必要性を見極める
さいごに、英検1級のリスニング試験に関する前提情報や、受けるに値する基礎英語力があるものとして、リスニング試験に対してどのような準備ができるのか。
具体的に取り組んでいただきたい参考書や問題集を紹介していきます。
英検1級リスニング対策におすすめの参考書・問題集
さいごに英検1級のリスニング対策にぜひ使って欲しい参考書や問題集を紹介します!
【おすすめの参考書や問題集】
1|英語リスニングのお医者さん|アクセントや音声変化を学べる!
2|Scientific American|専門用語や学術的なコンテンツ満載!
3|英検1級 過去6回全問題集|リスニング試験に慣れる!
4|最短合格! 英検1級 リスニング問題 完全制覇|苦手克服や過去問もやって時間が余った人!
では、一つひとつ見ていきましょう。
英語リスニングのお医者さん|アクセントや音声変化を学べる!
『英語リスニングのお医者さん』は、英語特有のアクセントや音声変化を学ぶことができ、自分の聞き取れない音も探ることができる参考書です。
リスニングはこれまでも対策してきたけれど、たまに何を言っているか分からなくなる人や、リスニング対策が頭打ちになっている人におすすめです。
付いているチェックテストを受けると、自分の苦手な音を知ることができ、それに対する対策まで明確に提案してくれます。
▼参考書の詳しい使い方についてはこちら!
【リスニング力爆伸び確定】英語リスニングのお医者さん?おすすめ参考書!【シャドーイング・ディクテーション】vol.39
Scientific American|専門用語や学術的なコンテンツ満載!
『サイエンティフィック・アメリカン』は、1845年創刊の米国の大衆向け科学雑誌で、世界的にみても最古の科学雑誌と言われています。
同雑誌が運営するウェブサイトには無料で閲覧できる科学系のトピック記事が満載です。環境問題や健康、新技術など、英検のパート2で出そうな専門的な分野が紹介されています。
リスニング対策におすすめなのが、VideoやPodcastsのコンテンツです。
特にYouTubeに上がっているVideoは、美しい映像と共にネイティブの登場人物によるドキュメンタリー調の動画となっており、シンプルに楽しめます。
リスニングに自信のない方は、まずCC(字幕機能)を使い、再生速度も0.75など少し落として聞いてみると良いでしょう。
英検1級 過去6回全問題集|リスニング試験に慣れる!
最終的には、やはり過去問をやり込むことが一番です!
そこで、おすすめなのが英検関連の参考書に定評のある旺文社が出している『英検1級 過去6回全問題集』です。
大体、どこの書店でも並んでいる人気の高い過去問問題集です。最新の過去3年分6試験の筆記・リスニング・面接の問題が収録されています。
別冊として詳しい解説もついていますし、リスニング音声は同アプリ内で気軽に聞くことができます。
最短合格! 英検1級 リスニング問題 完全制覇|苦手克服や過去問もやって時間が余った人!
『最短合格! 英検1級 リスニング問題 完全制覇』は、完全オリジナル問題が150問以上も収録されたコスパのいい問題集です!
過去の英検を分析し、練習問題や模試が作成されています。
最新の出題傾向に沿ったオリジナル問題なので、試験まで時間があるけれど、過去問をある程度解ききってしまった方にもおすすめです!
また、テーマやパターン別の練習問題も含まれているため、シンプルに苦手を克服したい方にも使い勝手のいい参考書です。解き方のポイントや注意すべき点も丁寧に解説されています。
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以下の参考書を使って、リスニング対策をしてみてください!
【おすすめの参考書や問題集】
1|英語リスニングのお医者さん|アクセントや音声変化を学べる!
2|Scientific American|専門用語や学術的なコンテンツ満載!
3|英検1級 過去6回全問題集|リスニング試験に慣れる!
4|最短合格! 英検1級 リスニング問題 完全制覇|苦手克服や過去問もやって時間が余った人!
まとめ|問題傾向を知り、正しい対策をすれば結果は出る!
今回の記事では、リスニングのパートごとの傾向と対策、そして、とっておきの勉強法&教材を紹介していきました。
現在、日本では、年間に400万人を超える人たちが英検に挑戦しています。
その中で、英検1級を受験する人は約2~3万人と言われています。
そして、合格率は10%前後。
やはり英検の最高ランクだけあり、必要とされる英語力は格段に上がります。
しかし、シャドーイングなどを通して英語を聞き取る力を鍛えたり、問題傾向を意識したうえで、過去問を活用しパートごとに正しい対策をしたりすれば試験本番も高得点が狙えます。
ぜひ、前向きにチャレンジしていただければと思います!