【徹底レビュー】英文読解入門基本はここだ! のレベル感、特徴、使い方＆学習法までご紹介！

「英文読解入門基本はここだ!」は、英文解釈に特化した参考書です。

単語と文法を学んだのに、1行程度の長文がしっかり訳せない💦

英語長文が苦手。なんとなくしか意味が取れない💦

といった悩みを抱えている人に、手に取っていただきたい1冊です。

今回はそんな「英文読解入門基本はここだ!」の特長、レベル感、魅力、使い方＆学習法、おすすめする人、注意点まで一気にご紹介します。ぜひ最後までご覧ください！

【英文読解入門基本はここだ!】とはこんな本！

英語長文を正確に読むために欠かせない「英文解釈」の基本を学べる参考書で、名前の通り、英文読解において不可欠な基礎知識を学べます。

英文解釈は超基礎→基礎→中級者→上級者→超上級者と5段階でレベルが分かれていて、

「英文読解入門基本はここだ!」は、超基礎レベルに該当します。

一般的な解釈の参考書と比較するとページ数も少なく、主に例題とLet’s tryというセクションに分かれています。

例題は英文解釈に必要な要素をわかりやすく説明していて比較的やさしめですが、Let’s tryは大学入試レベルの問題で、少々難易度が上がります。

しかし、難易度は段階的に設定されているため、丁寧に取り組めばしっかり英文解釈の基礎知識を習得できます。

武田塾Englishとしての見解

解説が難しい、分かりにくいといった声もある参考書ですが、良書です。

1行程度の文章を正確に読む、文構造が正確に取れる力を付けることができます。

たかが1行。されど1行。

英語長文は1文ずつの積み重ねです。1文が正確に読めないと文章全体を理解するのは難しく、いつまでたってもニュアンスで、何となくしか文章が取れない状態が続いていきます。

そしてこの状態は、英文解釈力を高める以外で改善させることは難しいです。

「英文読解入門基本はここだ!」にしっかり取り組むと英検2級以上のレベルの英文にも対応できるようになります。

全文章に文構造説明が付いているわけではないので、もっと基礎から英文解釈を学びたい人は「肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本。」あるいは「高校英文読解をひとつひとつわかりやすく。」から取り組むといいです。

詳細はこちら👇

【徹底レビュー】肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本。効果的な使い方もご紹介！

「高校英文読解をひとつひとつわかりやすく。」の詳細はこちら👇

【徹底レビュー】高校英文読解をひとつひとつわかりやすく。レベルと効果的な使い方もご紹介！

【英文読解入門基本はここだ!】のレベル感

「英文読解入門基本はここだ!」は超基礎レベルです。

中学生～高校基礎レベルの文法力をもとに、1行程度の英文を正確に訳す力を付ける参考書と捉えていただければと思います。

TOEIC LRテストなら600点程度まで目指せて、英検では準2級レベルの英文は確実に、英検2級レベルの英文もしっかり読める力を付けることができます。

【英文読解入門基本はここだ!】の魅力

参考書が薄く取り組みやすい

「英文読解入門基本はここだ!」は問題掲載ページが150ページ程度で、一般的な英文解釈参考書と比較すると薄いです。

英文解釈が初めての人、英語に苦手意識がある人でも取り組みやすいです。

基礎の英文解釈力が身に付く

英文解釈基礎レベルの問題を扱っていて、つまずきやすいポイントに焦点を当てて解説しています。解説中心で問題数はそれほど多くないため、問題を大量に解いて演習力を鍛えたいという人には、物足りなく感じるかもしれません。

難易度順なので躓きにくい

難易度が段階的に設定されているため、英文解釈に苦手意識がある人、英語自体が苦手という人でも着実に力を付けられる構成になっています。

【英文読解入門基本はここだ!】の注意点

中学～高校基礎レベルの文法力は必要

読解に必要な構文が学べますが、最低限、中学校～高校基礎レベルの文法力が入っていることが前提となります。

文法に自信がない人は「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」や「高校英文法をひとつひとつわかりやすく。」などを使用して、基礎知識を入れておきましょう。

詳細はこちら👇

【徹底レビュー】中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。

【徹底レビュー】高校英文法をひとつひとつわかりやすく。レベルと効果的な使い方もご紹介！

この参考書だけではTOEIC700点以上、英検準1級以上、難関私大は厳しい

「英文読解入門基本はここだ!」はページも少なく、英文解釈を効率的に学べますが、あくまで超基礎レベルなので、この1冊だけでTOEIC LRテスト700点以上や英検準1級に合格するレベルに達することは難しいです。

【英文読解入門基本はここだ!】の使い方＆勉強法

①例題を和訳して文構造を取る

例題の和訳にチャレンジします。

この際、SVOCなどの文構造も取りましょう（コピーしたものに書き込む、あるいは別のノートに書くと解答と比較しやすいです）

訳せている、文構造が取れているつもりの部分が実際に文字に起こすと一発で分かります。

②解答と解説を確認。読解ポイントを抑えていたかチェック！

和訳と文構造を取った後は、解答・解説を確認します。

自分の和訳した文章と文構造が合っていたか、違った場合はその部分と原因を把握します。

③音読

解説を読んだ後は、英文をスラスラと躓かずに読めるまで音読を繰り返します。

音読の効果は絶大です！音読をすることで、英文の処理スピード（頭の中で英単語や英文法といった知識の処理）が上がり、英文を読むスピードが速くなります。

音読について👇

英語音読の効果的なやり方｜コツや注意点、おすすめの教材・アプリも紹介！

④苦手な問題は完璧になるまで繰り返す

間違えた問題、苦手な問題は訳と文構造が完璧に取れるようになるまで、何度も繰り返し復習しましょう。

1つずつ完璧にしていくことで、英文読解力を高めることができます。

【英文読解入門基本はここだ!】はこんな人におすすめ

中学～高校1年生レベルの文法力はあるけれど、SVOCMの構造理由が分からない、英文解釈のやり方が分からないという人におすすめです。

解説が深いので、英文解釈の考え方をきちんと理解して取り組みたい人にもおすすめです。

最後に

今回は「英文読解入門基本はここだ!」についてご紹介しました。

単語と文法の基礎はあるのに、1行程度の文章が正確に読めない。苦手意識がある。という人は英文解釈で躓いている可能性が高いので、ぜひチェックしていただきたい1冊です。

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