今回は、TOEIC対策における王道の英単語帳『金のフレーズ』とそのシリーズ本について紹介していきます。
『金のフレーズ』と言えば、『金フレ』という愛称で知られ、書店のTOEICコーナーで見かけることも多いと思います。TOEIC受験会場に行っても、かなり多くの人が持っているのを目にします。
よく知られている単語帳である一方で、
など気になっている人も多いはず。
そこで今回は、あなたに合った単語帳を見つけるきっかけになれば嬉しいです。
Contents
そもそも『金のフレーズ』は何がそんなにすごいのでしょうか?
この単語帳を一言でまとめると、
TOEICを研究しつくした著者がTOEICに本当に出る単語だけをまとめた究極の単語帳
と言えるでしょう。
著者は神田外語学院で専任講師を務めるTEX加藤先生。TOEIC満点はもちろんのこと、2011~2013年のTOEIC公開テストでは全26回すべて990点を取得されたそうです。もはや神業レベルですね。
そんなTEX加藤先生がTOEICを徹底的に分析して作った単語帳が『金のフレーズ』。
収録されている単語は、全ての「公式教材」と、TOEIC受験直後に書き留めた「TEXファイル」というデータベースから厳選しているそうです。これだけを見ても、すごく信頼度の高い単語帳であることがわかりますよね。
私もTOEICを何度も受験し、いろんなTOEIC教材を使って指導をしてきましたが、『金フレ』に載っている単語は本当にTOEICに出るものばかりです。これを上回るクオリティの単語帳はなかなか見つけられないでしょう。
『金フレ』がすごい単語帳であることはわかっても、いろいろ調べてみると、似たようなシリーズの単語帳があることに気づいた人もいると思います。
例えば、『銀のフレーズ』、『黒のフレーズ』、『暗黒のフレーズ』という「〇〇のフレーズ」という単語帳だったり、『金のセンテンス』、『金の熟語』などの「金の〇〇」という単語帳もあります。
「いっぱいあって何がいいのかわからない!」という方のために、それぞれの違いを解説していきます。
これらは「〇〇のフレーズ」というシリーズですが、主にレベルが違います。
『金フレ』は全レベル向けの単語帳になります。
『金フレ』に収録されている1000語の中には、600点レベルが400語、730点レベルが300語、860点レベルが200語、990点レベルが100語、掲載されています。600点以上を目指す方であれば、どのレベルの方でも始められる内容になっています。
それに対して、『銀フレ』は初級者向け(600点目標まで)、『黒フレ』と『暗黒フレ』はそれぞれ上級者向け・超上級者向け、というレベルになっています。
『黒フレ』と『暗黒フレ』にも600-800点レベルの単語も掲載されていますが、数としては少なく、上級レベルの単語が大半を占めています。なお、『黒フレ』と『暗黒フレ』は、藤枝暁生先生という別の著者の方が書かれています。この方もTOEIC本を多数出版されており、TOEICに非常に精通された方です。
『金フレ』は王道の1冊ではありますが、自分に合ったレベルなのかを必ず確認するようにしましょう。600点未満の初級者の方は『銀フレ』を、900点以上を目指す上級者の方は『黒フレ』や『暗黒フレ』を使う方がスコアに直結する場合もあります。
これらは「金の〇〇」というシリーズですが、違いは主に収録語彙の種類です。
『金のフレーズ』と『金のセンテンス』は主に「単語」を扱ったもので、『金の熟語』は「熟語」を扱ったものになります。
では、同じく単語を収録している『金フレ』と『金セン』では何が違うかというと、単語の収録形式が異なります。
名前の通り『金フレ』は「フレーズ形式」、『金セン』は「例文形式(センテンス形式)」となっています。
■イメージ:見出し語がreferの場合
①『金のフレーズ』(No. 003)
②『金のセンテンス』(No. 012 / 013)
『Duo』という単語帳をご存じの方は、『金セン』がイメージしやすいと思います。一つの例文に見出し語が複数掲載されている形式です。
また、『金フレ』と『金セン』では、赤シートで隠したときに、テストできる順番が異なり、金フレは「日→英」、金センは「英→日」の順番になります。
この見出し語の順番は好みがわかれるところで、一般的な単語帳の形式である「英→日」(refer→紹介する、参照する、言及する)に慣れている人にとっては『金セン』が使いやすいという人もいるようです。
その他の違いとしては、『金フレ』はレベル別に単語が掲載されているのに対し、『金セン』はいろんなレベルの単語が例文中に混在していることや、収録語数については『金セン』の方が多く、『金フレ』にない単語も追加されてより網羅性があることなどが挙げられます。
様々な違いがありますが、大きくは収録形式(フレーズ/例文)と見出し語のテストできる順番(英→日/日→英)で使いやすい方を選ぶといいでしょう。
ここまで紹介してきた内容は全て書籍版でしたが、実はアプリ版もあります。アプリを使うと様々な機能が使えるようになり、先ほど挙げた使いにくさを解消できるなどのメリットもあります。
『abceed』というアプリでは、金フレシリーズ全ての音声が無料で聞けます。範囲指定、シャッフル再生、英語のみ再生、など様々な設定ができるので、自分に合った方法で音声が決めます。発音を確認したり、移動時間に聞き流すときにも使えそうですね!
また、アプリ内課金をすると、アプリ学習もできるようになります。この機能を使うと、「例文→日本語」「単語→日本語」「例文訳→英文」「単語訳→英単語」など、さまざまな形式でテストができるようになります。
『金フレ』のレイアウトや見出し語の順番(日→英)が慣れないという方は、アプリ版を使うと解決できますね!
「金フレシリーズを使いこなして、英単語力を身に付けたい!」という方に、武田塾Englishチャンネルでは、単語帳の効果的な使い方や英単語の勉強法を紹介しています。
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また、「今日の1冊」の動画で、金フレ、銀フレ、黒フレ、暗黒フレ、のレビューも見ることができます。
▼【TOEIC参考書】『出る単特急 金のフレーズ』 効果的な勉強法で英単語学習!!【武田塾English】vol.64
▼【TOEIC参考書】『出る単特急 銀のフレーズ』TOEIC受けるなら全部知ってなきゃダメ!【武田塾English】vol.91
▼【英単語帳】『L&R TEST上級単語特急 黒のフレーズ』一冊で上級レベルを完璧に!【武田塾English】vol.93
▼【英単語帳】本当に手強い!『TOEIC L&R TEST 超上級単語特急 暗黒のフレーズ』【武田塾English】vol.132
いかがでしたか?今回は、王道のTOEIC単語帳『金フレ』とそのシリーズ本である『銀フレ』『黒フレ』『暗黒フレ』『金セン』『金熟』との違いや効果的な使い方を紹介していきました。
資格試験対策の基本は、「王道の参考書1冊を完璧にすること」。
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