【徹底レビュー】英語で話す力。141のサンプル・スピーチで鍛える!

こんにちは。武田塾EnglishCEOの井関です！

「簡単な英会話はできるけど、30秒や1分話すスピーチは苦手」

「スピーチでいつも同じような表現ばかり使ってしまう」

「TOEFL、IELTSのスピーキングの模範解答はレベルが高くて真似できない」

と悩んでいませんか？

今回は、そのようなお悩みが解決できるスピーチ対策に使える参考書

『英語で話す力　141のサンプル・スピーチで鍛える！』をご紹介します。

自分なりのスピーチができるようになりたい。模範解答を覚えるのではなく、自分の意見で話せるようになりたいという人は、必見です！

スピーチ力UPならこの１冊！『英語で話す力』

今回の内容は動画でも簡単に紹介しています👇

様々なお題に対して、自分の意見を伝えるスピーチ力を養える1冊です。

本書はChapter1とChapter2に分かれていて、

Chapter1では英語で話すための基礎となる機能表現を、

Chapter2ではIT、社会問題、教育、価値観、仕事など様々な分野に関するスピーチを使ってスピーキング力を鍛える構成となっています。

スピーチの内容は専門的すぎず、アカデミックな単語などを知らなくても取り組みやすい内容になっています。

『英語で話す力』の魅力

使える表現が豊富に収録されている

Chapter1では、英語で話す基礎となる「機能表現」が紹介されています。

機能表現とは何ぞやと言うと、

意見を述べる、 懸念を示す、推測する、比較して述べるなどを指します。

この機能表現は、スピーキングやライティングを本格的に対策したいと思う人は絶対押さえておきたいものばかりです。

各機能ごとにフレーズや例文も載っていて、実際にスピーチのどの部分で使われているかも一目で分かるようになっています。

自分の意見に近いスピーチを見つけることができる

本書では、各テーマに対して賛成、反対、中立／別視点という3つの立場からのスピーチが紹介されています。

例えば、”Do you think that social media is harming how we communicate?”というテーマでは、

賛成、反対、中立／別視点の立場それぞれのスピーチが載っています。

通常、スピーチ対策本は賛成と反対どちらかの立場で書かれていることが多いのですが、

本書では各お題に対して3つ紹介されているため、

より自分の意見により近いスピーチを見つけることができます。

武田塾Englishでも多くの受講生がスピーチ対策を行ってきましたが、

やはり自分の意見に似たスピーチ内容はそうではないものに比べて定着しやすいです。

また同じスピーチでも異なる立場から見ることによって、自分の意見がより作りやすくなったり、アイディアのインプットにも繋がります。

また全スピーチに「論理の流れをチェック！」という項目があり、論理的な構成にも焦点を当てています。

スピーチの中に出てくる重要表現は、他の言い換え表現も紹介されていて、ファンクション番号ですぐに確認できます。

文章レベルは英検準2級～準1級

極端に難しい表現は含まれておらず、英検準2級～準1級レベルです。

“I feel that~”, “To be honest” など簡単な表現もあれば、

“There is no correlation between A and B”　AとBには何の相関関係もありません。

“~serve many good purposes”　～は多くの目的に使用できる。

などのレベルの高い表現も多く収録されています。

英検1級を目指してる人は、紹介されている表現は全て覚えておくといいでしょう。

『英語で話す力』の効果的な使い方

スピーチ対策の経験有無によって使い方は変わってきます。

ご自身に合うものを選んでみましょう。

スピーチ対策の経験が浅い場合

まずは、Chapter1でスピーチに使える表現を学んでいきましょう。

意見を述べるにしても様々な言い回しがあります。

“I believe that”　～と思う、信じている

“I suppose …”　～だと思う

“I am for …”　～に賛成だ

“I am strongly against …”　～には強く反対だ

これらの表現を学び、自分の引き出しを多くします。

その後、Chapter2の問題に取り組んでいきます。

Chapter 1で学んだフレーズや表現を、実際のスピーチ例を通じて使えるようになりましょう。

スピーチ対策の経験がある人

Chapter2の問題に取り組み、自分の意見と回答を比べましょう。

論点がずれていないか、具体例や主張で不足している部分はないか確認し、真似したい表現を見つけます。

それを基に自分の回答を練り直し、再度スピーチに取り組みます。

この繰り返しで、自分の回答の質やレベルを上げることができます。

少し特殊な使い方になりますが、スピーチに登場するボキャブラリーを先に固める方法もあります。

例えば、社会問題に関するスピーチの場合、そのテーマでの使用頻度が高いボキャブラリーを先に覚えて、実際にスピーチで使っていきます。語彙のバラエティさがアピールできるので、レベルの高い人におすすめです！

またスピーチにはCDが付いていて、音源もダウンロードできます。

オーバーラッピングやシャドーイング教材として取り組むことで、様々なテーマに対する賛成、反対、中立・別視点のネタをストックすることもできます。

『英語で話す力』はどんな人におすすめ？

学生や社会人問わず様々な人に使っていただけますが、特におすすめできるのがVersant対策と、資格試験以外のスピーキング、ライティング力UPを狙う方です！

Versant対策にぴったり！

Versantで問われる問題は、本書のChapter2が扱っているテーマが多く出てきます。

またVersantは問題を解くためにリスニング力も必要ですが、本書の音源を使ってオーバーラッピングやシャドーイングに取り組めば、リスニング力UPも鍛えられます。

VERSANT対策法｜パート別のコツやおすすめアプリ・教材も徹底解説！

ライティング、スピーチ力を上げたい人（資格試験以外）

英語資格試験の受験予定はないけれども、

ライティング、スピーチ・スピーキング力を上げたい人にもおすすめです。

特にスピーチという長い文章で鍛えておくと、スピーキングの流暢性が増し、日常会話にもとても活きてきます。

『英語で話す力』の注意点

英検やTOEFL、IELTSなどの英語資格試験に特化した本ではないため、注意が必要です。

まず本書のスピーチは105語前後の回答が多いので、英検1級などのスピーチ対策としては長さが足りないです。

合格やスコア達成を考えると、それぞれの資格試験に特化した参考書をおすすめします。

例えば英検準1級対策の場合、「英検準1級面接大特訓」や「14日でできる！英検準1級二次試験・面接完全予想問題」などが候補になります。

英検準1級スピーキング対策詳細はこちら👇

英検準1級スピーキング対策｜おすすめの過去問や合格のコツ・勉強法を徹底解説！

まとめ：スピーチ力UPが期待できます！ただし、英語資格試験対策には要注意！

「英語で話す本」は、話すために使える表現が多く載っており、しっかり取り組めばスピーチ力UPに繋がります。

しかし、英検やTOEFL、IELTSなどに特化した参考書ではないため、資格試験の合格やスコアアップを目指す際は使用に注意しましょう。

武田塾Englishでは、スピーチ・スピーキング力UPを目指す方に色々なコースをご提供しています。ご興味がある方は、ぜひお気軽に無料カウンセリングにお申し込みください。

受講生インタビューはこちらから確認いただけます。